「最近髪の毛が細くなってきた・・・」
「髪型が決まらない・・・」
そんなことを悩み始めているそこのあなた！
髪の毛が細くなると、頭全体にボリュームがなくなって老けて見られがちです。
そうなるとできる髪型も決まってきてしまい、オシャレも楽しめませんよね。
細い髪の毛を、生まれつきや加齢のためだとあきらめていませんか？
放っておくと取り返しのつかないことになるかもしれませんよ・・・
ヘアケアや生活習慣の改善など、正しい対策をすることで、細い髪の毛も改善できる可能性があるのです。
ここでは、健康的でボリュームのある髪の毛にするため、髪の毛が細くなる原因と対策についてご紹介しましょう。
ボリュームのある髪の毛は若々しく見えるポイントなんですね。
それでは参りましょう！
目次
まずは髪の毛について知っておこう
髪の毛の太さについて考える前に、髪の毛について知っておきましょう。
毎日何気なく見ている髪の毛ですが、実は3層構造になっています。
その層はそれぞれ、一番外側がキューティクル(毛小皮)、そしてその中にコルテックス(毛皮質)、一番中心がメデュラ(毛髄質)と呼ばれています。
髪の毛を構成する成分は、80～90％が硬い性質のケラチンたんぱく質で残りがメラニン色素、脂質、水分、微量元素。
ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されています。
ちなみに肌などを構成するやわらかいたんぱく質はケラチンに対してコラーゲンたんぱく質です。
では次にこの3層構造の役割について見ていきましょう。
キューティクル(毛小皮)はもっともなじみのある単語かもしれません。
平たく重なったうろこ状をしており、主に髪の毛の柔らかさや滑らかさ、手触りや艶などを左右します。
また髪の毛をコーティングすることで、摩擦を軽減し外部からの刺激から髪の毛を守っています。
キューティクルが整っている髪は、外部からの刺激にも強くしなやかで見た目も美しいのが特徴です。
逆にキューティクルが乱れていると、外部からの刺激が直接髪の毛の中心まで影響を与えてしまう上、見た目もパサパサになります。
キューティクルはヘアカラーなどの薬剤でも失われてしまう他、ブラッシングや間違った洗髪などの刺激によってもダメージを受けてしまうのです。
またキューティクルが失われた髪の毛は、その分細くなってしまいます。
次にあまり聞きなれないコルテックス(毛皮質)ですが、髪の毛の85～90％を占める主成分です。
繊維状のたんぱく質で、髪の毛の水分量や柔軟性、そして太さにも大きくかかわっています。
また髪の毛の色は、コルテックスに含まれるメラニン色素の量によって決まるみたいですね。
コルテックスに関してはのちほど詳しくご紹介しています。
そして最後に中心部分となるメデュラ（毛髄質）。
メデュラは髪の毛の芯の役割をしており髪の毛のコシを左右します。
中心に空砲があり、この空砲はヘアカラーなどの外的な刺激で増えてしまい、それにより髪の毛が色あせてしまうことも。
髪の毛の寿命について
どんな健康な髪の毛にも寿命があります。
そのため一定期間伸びた髪の毛は、いくらケアをしていても自然に抜け落ちるのが普通。
そして抜け落ちた後の毛根からは、新たな髪の毛が生まれます。
このように髪の毛は、常に生え変わりを続けているので、適切な範囲で髪の毛が抜けるのは正常ですよね。
髪の毛は個人差が大きいものの、1日当たり0.3～0.4mm程度伸び、また50～100本程度が抜け落ちます。
また目に見えている髪の毛のうち10％程度がこれ以上成長せず、しばらくすると抜け落ちる状態に。
これは2～6年程度のサイクルで生まれ変わっているためで、これをヘアサイクルといいます。
成長期の髪の毛は全体の85～90％に当たります。
毛根から産毛のような細い毛が生えてきた後、太く成長していくんですね。
その後髪の毛の伸びが減速し、毛根が退行していきます。
これを退行期と呼び、髪の毛全体の1％程度、およそ1か月間続くとも。
毛根が退行した後は、髪の毛の成長が完全にストップします。
この時期が休止期に当たり、2～3か月以内に抜けていく髪の毛です。
毛根が健康であれば、髪の毛が抜け2～3か月後に再び同じ毛根から髪の毛が生えてくるんですね。
もしなんらかの原因でヘアサイクルの回転が正常に行われなければ、次に生えてくる新たな髪の毛が細くなってしまったり、生えてこず薄毛になってしまったりするのです。
簡単にできる髪の毛チェック
自分の髪の毛をチェックすることで、髪の毛の状態を知ることができます。
自然に抜け落ちた抜けた髪の毛の毛根部分をチェックして見ましょう。
マッチ棒のように膨らみがあるもので、さらにその膨らみが髪の毛の2倍程度あれば健康な状態です。
見た目ではわかりにくい場合には、抜けた髪の毛を指先で軽くはさんで引っ張ってみてください。
毛根部分にポコッと膨らみを感じたらそれは健康な状態ということができます。
逆に毛根部分がやせ細っている場合には、なんらかのトラブルにより抜けたと考えられます。
抜けた髪の毛のうち、健康でないと思われる髪の毛の割合が増えてきたら、原因を特定しないとその毛根からは健康な新しい髪の毛が生えてこず、髪の毛が細くなったり薄毛につながったりする可能性があるのです。
ただし突然抜け毛の数が増えたり縮れた髪が出てきたりしたら黄色信号！原因をしっかりと考えて早めに対策をしましょう。
髪の毛の太さを決めている要因とは？
髪の毛の太さを決めているのは一体何でしょうか？
その答えは、先ほどご紹介した髪の毛の、3層構造のうちの一つ、コルテックス(毛皮質)です。
もちろんその他の2層も髪の毛の太さに影響を与えていますが、もっとも重要なのがコルテックスなのです。
コルテックスは細い繊維が束状に集まったもので、コルテックスが多ければ髪の毛は太くなり、少なければ髪は細くなります。
コルテックスの量は、生まれつき個人差はあるものの、髪の毛の健康状態にも大きく左右されます。
ちなみに平均すると、日本人の髪の毛の太さは0.08mm前後、本数は10万本程度。
それに対してブロンドの欧米人であれば、太さが0.06mm前後、本数は14万本程度と言われています。
丈夫なコルテックスにするために
健康な髪の毛のためには、コルテックスの量が多いことが大切。
またコルテックスの分布が変化すると縮毛になってしまうので、安定的に増やすことが美しい髪の毛のポイントなんですよ。
直毛の人でもたまに縮れた毛が混じっている場合がありますが、それは環境の変化などなんらかの理由で一時期コルテックスが少なくなっていた可能性があります。
コルテックスを安定的に多くするためには、頭皮の健康状態を良くする必要があります。
頭皮の健康状態には、頭皮マッサージが効果的です。
指の平で優しく頭全体をもみほぐすようにマッサージした後、頭皮を前後左右に動かしてみましょう。
この時、より頭皮が大きく動いた方が健康的で若々しい頭皮と言えます。
また規則正しい生活や、バランスの取れた食事で、体の中からも栄養を髪の毛に届けるとともに、トリートメントなどで髪の毛自体に栄養を与えることも有効です。
髪の毛が細くなってない？簡単セルフチェック
ふとした時に、髪の毛のボリュームがなくなっていると感じたことはありませんか？
もしかしてそれは、髪の毛化細くなってきたサインかもしれません。
髪の毛が細くなっていないか、時々セルフチェックをしてみましょう。
髪の毛の痩せ細りセルフチェック項目
・同じ髪型をしているのにボリュームがなくなったと感じませんか？
・以前に比べて分け目や地肌が目立つと気になりませんか？
・抜ける毛の量が増えていたり、中に極端に細い髪の毛が混ざったりしていませんか？
・生え際が後退しているように感じませんか？
・洗いあがりの髪の毛が今までより地肌に沿っていませんか？
もし複数当てはまる場合には、髪の毛が細くなってきている可能性が高いです。
早めに対策をすることが大切です。
また髪の毛の太さは、髪の毛自体を定期的に観察することでも知ることができます。
5cm程度の髪の毛を1本用意してください。
休止期の髪の毛、つまり自然に抜け落ちた髪の毛を使用するのがいいでしょう。
髪の毛の先を指でつまんで持ち横向きにします。
横になった状態で重力に負けずにピンとしていれば太い髪の毛、垂れてしまうようであれば細い髪の毛ということができます。
ただし髪の毛の太さに関しては個人差が大きいので、太いか細いかではなく、以前より細くなっていないかという変化をチェックしていきましょう。
ですが健康的な髪の毛は誰にでも手に入れるチャンスがあるのです。
髪の毛が細い原因
髪の毛が細くなる原因、または細い原因は何なのでしょうか？
考えられる原因とともに対策をご紹介しますね。
遺伝の場合
生まれつき髪の毛が細い場合には、遺伝によるものであると考えられます。
遺伝で髪の毛自体が細い場合には、それ以上太くすることは難しいとも。
そのためできるだけ、今よりも細くならないように気をつけるとともに、健康的な髪の毛を維持してボリューム感を出すようにしましょう。
加齢の場合
頭皮の細胞は年を重ねるとともに老化していきます。
それに伴い、髪の毛が細くなったり抜けてしまったりします。
加齢により髪の毛が細くなる事に関してある程度は致し方のないことですが、健康な頭皮の状態を保つことで、加齢を遅らせることは可能です。
間違ったヘアケア
熱いお湯で洗髪をしていたり、頭皮を爪で強く刺激したり、ヘアケアの方法を間違っていると毛根を痛めることに繋がります。
その結果髪の毛のサイクルを乱してしまい、細い髪の毛の原因です。
またシャンプーの流し残し、整髪料が直接地肌につくことも悪影響を与えます。
栄養不足
髪の毛の栄養が不足すると、生えてくる髪の毛自体が細くなってしまいます。
食生活の偏りで栄養不足が続くと、髪の毛がうまく成長できません。
その結果縮れた髪の毛や、細い髪の毛になってしまいがち。
また脂っこい食事に偏ると頭皮の皮脂が過剰に分泌され、髪の栄養不足に繋がります。
洗浄力の強いシャンプー剤を使うことも頭皮の環境を悪化させ、髪の毛から栄養を奪ってしまいます。
優しいシャンプー剤を選ぶとともに、トリートメントなどで髪の毛に栄養を与えることも効果的です。
ストレス
髪の毛を細くする大きな原因の一つが、頭皮の血行不良です。
血管が収縮して血行不良になると、頭皮だけでなく体全体にも悪影響ですよね。
その血行不良のもっとも大きな原因となるのがストレスです。
ストレスがかかると、ホルモンバランスが崩れます。
また新陳代謝が正常に行われなくなります。
これらは、髪の毛の成長を妨げる原因になるのです。
血液は髪の毛を育てるとともに、毛根への栄養補給も妨げてしまいます。
ストレスをためないように工夫しましょう。
またストレス以外にも喫煙や過度な飲酒も髪の毛には悪影響を与えます。
ストレスで脱毛症になるというのもよく聞く話ですよね。
ヘアケアで髪の毛を太くする方法とは？
髪の毛の細さは生まれつきのだとあきらめていませんか？
もちろん個人差はあるものの、ヘアケアで髪の毛を健康な状態に導くことである程度太くすることは可能です。
重要なのは、頭皮の血行を良くして正常なケアサイクルを保つということです。
ここでは、ヘアケアで髪の毛を太くする方法についてご紹介しましょう。
育毛剤
女性育毛剤 エストロジーこちらもオススメですが、育毛剤はドラッグストアなどで簡単に手に入りますよね。
髪の毛のボリュームが気になり始めたら、育毛剤を使うのが効果的です。
育毛剤の効果で頭皮の血行を良くして、頭皮の環境を整えることができます。
気軽にできる対策なので、試してみることをオススメします。
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正しい洗髪
健康的な頭皮を保つためには、正しい洗髪がとても重要です。
頭皮を清潔に保つことで、皮脂の分泌を最適にし、雑菌の繁殖を抑えます。
それが健康的な髪の毛に直結するのです。
まずは洗浄力の優しい、自分に合ったものを選びましょう。
市販のシャンプー剤の多くは、石油系の界面活性剤を使用した強い洗浄力のものが多く、必要以上に皮脂を洗い流してしまっている可能性もあります。
まずはシャンプー剤選びから始めてみましょう。
また洗髪をする際には、ぬるめのお湯で、シャンプー剤をしっかり泡立てて洗うようにしましょう。
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そして洗髪の後はドライヤーでしっかりと乾かすことが大切です。
自然乾燥にしていると、頭皮が濡れている時間が長く雑菌を繁殖させ、頭皮環境を悪化させてしまうのです。
髪の毛にダメージを与えない工夫
髪の毛自体にダメージを与えると、今生えている髪の毛が細くなってしまいます。
本来キューティクルで守られている髪の毛ですが、摩擦や刺激によりキューティクルにダメージがあると、髪の毛の中から栄養が流れ出てしまいます。
キューティクルを傷めないためにも、できるだけ髪の毛自体にダメージを与えないようにしましょう。
まずは洗髪前のブラッシングです。
濡れた状態の髪の毛というのはもっともダメージを受けやすいと言われています。
そのため髪の毛が絡んだ状態で髪の毛を濡らし、その状態でムリに絡みをとろうとすると、かなりのダメージです。
まずは洗髪前に絡みを取り除きましょう。
タオルドライをする際にもこすらず優しく水分を押さえて吸収するようにします。
また洗髪後にすぐ乾かすのは、頭皮だけでなく髪の毛の健康のためにも有効です。
その際は、熱を与えすぎないように注意することが大切です。
他にも静電気も髪の毛にダメージを与えるため、静電気除去効果のあるヘアケア用品などを上手に活用しましょう。
頭皮マッサージ
頭皮の血行を良くするために頭皮マッサージを取り入れましょう。
この際オイルを活用すると、摩擦を防ぐことができ、また頭皮に栄養を与えることもできるのでオススメです。
この際髪の毛の生えている部分だけでなくおでこから首筋あたりまでエリアを広げることで、より高い効果が期待できます。
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頭皮の血行を良くする
頭皮の血行をよくすることで、新陳代謝が活発になり健康な髪の毛を生み出すことができます。
できるだけ湯船にゆっくりと浸かり、体を中から温めましょう。
また適度な運動も効果的です。
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髪の毛のケアも忘れずに
体の中からのケア、頭皮のケアとともに、髪の毛のケアも忘れてはいけません。トリートメントなどで適宜栄養を補給しましょう。
ただしトリートメント剤は髪の毛には必要であっても、頭皮に残るとよくありません。
そのため髪の毛になじませるようにして、頭皮にはつけないようにしましょう。
洗い流さないトリートメントも有効です。
また紫外線対策も効果的ですよ。
洗髪方法を変えるだけで髪の毛のダメージが改善し、抜け毛が減ったという実験結果もあるんですよ。
生活習慣で健康な髪の毛を手に入れよう
健康的な生活を送っていないと肌が荒れるように、髪の毛にも大きな影響があります。
不規則な生活習慣や偏った食事が髪の毛が細くなるのを加速させてしまうのです。
ここでは、髪の毛に有効な生活習慣について考えてみましょう。
食生活
髪の毛はたんぱく質からできているので、良質なたんぱく質をとることで、髪の毛を強くしてくれます。
鶏のササミ、大豆製品、卵などを毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
また髪の毛を作るのを手助けする成分として亜鉛が挙げられます。
亜鉛が不足することで抜け毛が増えることが分かっており、日本人の多くは慢性的に亜鉛が不足していると言われているんですね。
亜鉛は牡蠣や牛肉、レバーなどに多く含まれています。
亜鉛は食生活から必要な分すべてを補給するのは難しいと言われているので、サプリメントも上手に活用すればいいでしょう。
避けた方がいいものとしては、アルコールや脂っこいものに加え、刺激が強いものも頭皮にはよくありません。
少しならいいですが、健康のためにも過度な摂取は控えた方がいいですね。
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睡眠
髪の毛の成長には、成長ホルモンが大きくかかわっています。
成長ホルモンを分泌させるためには、質のよい睡眠が大切です。
就寝前にスマートフォンやパソコンなどでブルーライトを見ると、睡眠の質に影響を与えると言われています。
そのため就寝前30分には、スマートフォンなどの使用を控えるようにしましょう。
成長ホルモンは午後10時から午前2時のゴールデンタイムに多く分泌されると言われています。
この時間に睡眠をとることが効果的です。
運動で血行改善
頭皮の血行を良くするために、適度な運動を取り入れましょう。
とくに頭皮へ有効に、栄養と酸素を共有するためには、有酸素運動が効果的です。
軽いジョギングやウォーキング、スイミングなどがオススメです。
またストレッチなどもて適宜取り入れましょう。
重要なのは、毎日続けるということです。
そして毎日続けることがポイントです。
まとめ
髪の毛の細さは個人差が大きいので、あきらめてしまいがちです。
ですが誰にでも、健康的な髪の毛を維持することはできます。
健康的な髪の毛を手に入れるための生活は、そのまま健康な体や若々しい肌にもつながります。
髪の毛だけでなく、体の中から健康と若々しさをキープしたいですね。
そのためにも、まずは今の生活を見直してみることから始めてはいかがでしょうか。
髪の毛の流れに逆らってドライヤーの風をあてるのも効果的です。
同時にいつまでも若々しい見た目をキープするためには、髪の毛の健康についても考えてみてくださいね。
