しっとりさらさらの艶髪は女性の憧れですよね。
髪の毛がボサボサだと、オシャレな格好をしていてもいまいちパッとしません。
そんな髪の毛、生まれつきの自分の毛質だから仕方ない、髪が傷んでしまったから修復できないとあきらめていませんか?
今はボサボサの髪の毛も、正しいケアをすることで艶髪に蘇らせることができるのです。
ここでは、そんなしっとり艶髪を手に入れる方法をご紹介します。
目次
ボサボサの原因は髪の乾燥
ボサボサの髪の毛とは、どのような状態を示しているのでしょうか?
ボサボサの髪の毛とは、
・髪の毛に艶がなくパサついている
・髪の毛がまとまらずに広がっている
このような状態です。
では髪の毛がボサボサになるのはなぜでしょうか?
髪の毛がボサボサになってしまう原因、それは髪の毛の乾燥です。
生活をしていると、髪の毛には様々な負担がかかります。
カラーリングやパーマ、日常生活での摩擦、紫外線など、髪の毛を傷める原因は様々です。
何らかの原因で髪の毛が傷む、つまりキューティクルが捲れたりはがれたりすると、髪の毛はバリア機能が弱まり乾燥しやすい状態になります。
そして髪の毛が乾燥することでバサバサの髪の毛になってしまうのです。
正しいケアをしなければ乾燥はさらに進み、髪の毛の質は悪くなる一方です。
では、どのような原因で髪の毛は乾燥するのでしょうか?
紫外線によるダメージ
髪がボサボサになる大きな原因の一つが紫外線によるダメージです。
紫外線は髪のキューティクルにダメージを与え、乾燥を促進させます。
更に紫外線は髪の毛を生み出す毛根にもダメージを与えるため、髪の毛の健康自体が損なわれてしまうのです。
キューティクルがダメージを受けると、髪の毛の水分が乾燥しやすくなるのです。
間違った洗髪
濡れている状態の髪の毛は最もダメージを受けやすいと言われています。
洗髪の途中で髪の毛をこすりつけて洗ったり、頭皮に爪を立てて洗ったりすると、髪の毛には大きなダメージを与えてしまいます。
また、頭皮の汚れがきちんと取れていなかったりシャンプー剤が残っていたりした場合には、頭皮トラブルにもつながり髪の毛の健康に悪影響を与えます。
間違った乾かし方
洗髪後の髪の毛は速やかにドライヤーで乾かす必要があります。
自然乾燥をすると、髪の毛が濡れている間に傷んでしまうだけでなく乾燥を促進させてしまうのです。
ただし、間違ったドライヤーの当て方をすると、更に乾燥を悪化させてしまうこともあります。
高い温度で同じところばかり乾かす、タオルでたたいたり摩擦を与えながら乾かしたりするなどの方法で髪の毛にダメージを与え、乾燥をひどくする可能性があります。
静電気
髪の毛が乾燥すると、静電気が起こります。
静電気は髪の毛に大きなダメージを与えます。
そして、更に乾燥を加速させてしまうのです。
栄養不足
偏った食生活は、髪の毛の発育にも影響を及ぼします。
栄養不足になると、髪の毛の健康も損なわれ、乾燥にもつながるのです。
髪の毛に栄養を与える方法としては、食生活に加えトリートメントなどで外部から成分を補給する方法もあります。
カラーやパーマ剤
髪の毛に最もダメージを与えるのが、オシャレのためにするカラーやパーマです。
カラーやパーマの薬剤が、髪の毛を傷めてしまうのです。
特にカラーリングをした後は、髪の毛が特に乾燥すると言われています。
※関連記事
髪が傷まない市販の白髪染め人気ランキング10選!髪が傷まないヘアカラー剤の種類
加齢
髪も肌と同じく加齢で変化します。
歳を重ねるにつれ、髪の毛の艶がなくなりパサつきが目立つようになることが多いようです。
これはキューティクルが弱くなってきているためで、水分が蒸発しやすくなり乾燥に繋がってしまうのです。
1.正しい洗髪で髪の乾燥を改善
髪の毛がボサボサになる原因として、間違った洗髪があります。
洗髪で髪の毛の傷みにつながるというのはイメージしにくいかもしれませんが、濡れた状態の髪の毛はとてもダメージを受けやすいため、間違った洗髪方法を続けると髪の毛のダメージに直結してしまうのです。
正しい洗髪方法を身に付けることで、髪の毛の傷みや乾燥を改善することができます。
シャンプー剤の選び方
髪の毛の乾燥を防ぐためには、シャンプー剤選びもとても大切です。
市販のシャンプー剤の多くが、石油系の界面活性剤を洗浄成分として配合しています。
この石油系の界面活性剤は洗浄力がとても強く、髪の毛に必要な脂分まで洗い流してしまいます。
そのため、髪の毛の乾燥を防ぐためにも、優しい洗浄力のシャンプー剤を選ぶようにしましょう。
アミノ酸などの自然に汚れを落とす洗浄成分を使用したものがおすすめです。
正しい洗髪方法
髪の毛にダメージを与えない洗髪方法には、いくつかのポイントがあります。
・お湯の温度に注意する(高すぎると乾燥を促進させるため)
・乾いた状態で先にブラッシングをする
・シャンプー剤は必ず泡立ててから髪の毛に付ける
・髪の毛を濡らしている時間はできるだけ短くなるように
・濡れている間に絶対髪の毛をこすらない
これらの点に注意して洗髪をするようにしましょう。
シャンプー剤は優しい洗浄力のものを使っていても、直接髪の毛に付けると刺激が強すぎます。
そのため、しっかり泡立ててからつけましょう。
髪の毛を濡らす前にブラッシングをすることで、ほこりを落とす効果があるだけでなく、髪の毛の絡みを取ることができます。
髪の毛が絡まったまま濡らしてしまい、濡らした状態でその絡みを取ろうとするとかなりのダメージを与えてしまうので絶対にやめましょう。
正しい乾かし方
洗髪の最中から髪の毛がしっかり乾くまで、できるだけ髪の毛に摩擦を与えないように注意しましょう。
特にタオルドライでごしごし拭くのは厳禁です。
タオルで優しく押さえて水分をふき取った後は、速やかにドライヤーで乾かします。
この際、髪の毛の一部にだけドライヤーの熱を当て続けるとダメージを与えてしまいます。
・一部だけに熱を与え続けない
・ドライヤーは髪の毛から20cm以上離して
・濡れた状態で無理やり髪の毛をとかさない
・髪の毛の根元から毛先に向かって乾かす
ドライヤーには髪の毛を乾かすと同時にキューティクルを整える役割もあります。
髪の毛の流れに逆らわずに毛先に向かって乾かすことで、キューティクルを正しい状態にキープすることができます。
キューティクルが髪の毛をしっかりと保護することで、乾燥を防ぐことができるのです。
2.日中髪の毛にダメージを与えない
髪の毛はとても過酷な状況にあります。
ボサボサの髪の毛を改善するには、日中のケアもとても大切です。
紫外線ケア
肌と同様に紫外線によるダメージは髪の毛からも水分を奪います。
そのため、紫外線ケアは必ずするようにしましょう。
頭は直接紫外線を浴びる部分です。
髪の毛用のUVケアスプレーや日焼け止め効果のあるトリートメントなども販売されているので、上手に活用しましょう。
他にも、帽子や日傘も効果的です。
静電気防止
静電気は髪の毛に大きなダメージを与えます。
乾燥した状態だと静電気が起こりやすいので、静電気が起きる状態といういうことは髪の毛がすでに乾燥しているということです。
そんな時はオイルなどを使って静電気が起こりにくい状態を作りましょう。
洋服の素材や組み合わせに注意することも効果的です。
ヘアアレンジ時の注意
ヘアアレンジをする際には、髪の毛に負担をかけないようにしましょう。
・ゴムで結ぶ際には強すぎないように
・摩擦の強いゴムは避ける
・髪の毛に栄養を与えるようなアイテムを選ぶ
髪の毛がボサボサになってくると、どうしてもワックスやスプレーをたくさんつけてしまいがちです。
髪の毛を覆ってしまうことで、呼吸を妨げてしまうため、髪の毛の健康には良くありません。
それだけでなく、洗髪時にも負担をかけてしまいます。
そのため、ワックスなどの使用は必要最低限にするようにしましょう。
また、髪の毛が乾燥してまとまらないとしっかりと結んでしまうことが多いと思います。
これも髪の毛に負担をかける原因になるので、避けるようにしましょう。
3.髪の毛に体の中からしっかり栄養を届ける
艶のあるキレイな髪の毛を手に入れるためには、しっかりとした健康な髪の毛を育てる必要があります。
それに必要なのは、しっかりと髪の毛に必要な栄養分を食事から摂取するということです。
髪の毛も肌と同じたんぱく質でできています。
健康的な食生活が、髪の毛の健康だけでなく美肌にもつながるのです。
バランスのいい食事
髪の毛をすこやかに保つためは、バランスのいい食事が大切です。
1日3食、栄養バランスを考えた健康的な食事をとりましょう。
油っこい食事に注意
健康な髪の毛を生み出すためには、健康な頭皮が必要不可欠です。
脂っこい食事が続くと、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
頭皮は特に皮脂が分泌されやすい部位で、皮脂が過剰に分泌されることで雑菌が繁殖しやすくなり頭皮の環境は悪くなってしまいます。
頭皮のためには、脂っこい食事やジャンクフードは控えた方がいいでしょう。
髪の毛にいい栄養素
バランスのいい食生活を心がけるとともに、髪の毛にいい栄養素も意識してとるようにしましょう。
特に髪の毛にいい栄養素としては、たんぱく質・亜鉛・ビタミンCが挙げられます。
特に亜鉛は抜け毛などにも効果があると言われています。
日本人のほとんどが、亜鉛不足と言われており、また食事から全てを摂取するのは難しいとも言われています。
そのため、サプリメントなども上手に活用するといいでしょう。
4.トリートメントで直接栄養補給
髪の毛には、体の中からだけでなく、外から栄養を届けることも大切です。
ボサボサが気になる場合には、特にしっかりとケアを行いましょう。
美容室でのスペシャルケア
傷んでしまった髪の毛を救済する方法として、美容室でのトリートメントが回復への近道です。
髪の毛の状態を相談して、適切なトリートメントを行いましょう。
ただし、それだけに頼っていてはまたすぐに元の状態に戻ってしまいます。
一度美容室でトリートメントを受けた後は、その状態をキープするためにも自宅でのケアがとても大切です。
毎日のヘアケア
洗髪時には、しっかりとコンディショナーやトリートメントでケアをするようにしましょう。
トリートメントをした際はすぐに洗い流さず、タオルやラップで蒸らして浸透させるのがおすすめです。
トリートメントが終わった後はしっかり洗い流します。
そして、ドライヤーで乾かす前にアウトバストリートメントやオイルを活用しましょう。
髪の毛のボサボサの原因は乾燥です。
そのため、ドライヤーで乾かす前に使用することで、ドライヤーの熱や摩擦から髪の毛を守り、うねりや広がりを改善してくれます。
ボサボサ髪を改善するとこんな嬉しい効果が
髪の毛がボサボサだと、髪型がきまらないだけでなく実年齢より老けて見られることも増えてしまいます。
また、きちんとケアされていないボサボサの頭だと、ガサツでずぼらな印象を与えてしまいがちです。
更には不潔なイメージまで持たれてしまうことがあるので要注意です。
ボサボサの髪の毛を改善して艶のあるキレイな髪の毛になることで、様々な効果があります。
若々しく見られる
髪の毛に艶があることで、実年齢より若く見えます。
髪の毛は肌と同様に年齢によって変化するものです。
そのため、キレイな髪の毛をキープすることで、見た目年齢にも影響を与えるのです。
髪の毛がセットしやすくなる
髪の毛がしっかりと保湿され健康的な状態だと、くせがつきにくく朝のセットも格段に楽になります。
また朝にセットした髪型も崩れずにキープしやすくなるというメリットもあります。
他にもコテで巻いた際にもうまくカールが付きやすくきれいに決まります。
健康な髪はダメージにも強い
髪の毛は一度傷んでしまうと、とてももろくなりどんどん傷みが加速してしまいます。
逆に健康な髪の毛はとても強いのです。
そのため、一度健康的な髪の毛を手に入れることでその状態をキープしやすくなるのです。
まとめ
いかがでしたか?
ボサボサの髪の毛は、髪質だとあきらめてしまっている人も多いかもしれません。
ですが、毎日の生活で髪の毛のことをちょっと気にかけて労わるだけで、髪質は大きく変化するのです。
艶髪を手に入れたいなら、まずは毎日のヘアケアを少し見直してみてはいかがでしょうか?