頭皮にかゆい、痛いなどの症状があれば、頭皮湿疹の可能性があるので、今すぐ鏡でチェックするようにしましょう。
赤くなっていたり、小さいブツブツが出来ているなら、頭皮の病気の確率が高いので早めに対処することが大切です。
美容院でもシャンプーする前にお客様の頭皮チェックをしていますが、たまに頭皮に赤い湿疹を発見することがあります。
頭皮チェックをせずにシャンプーをしてしまうと強くこすりすぎてお客様に、(痛い!)と言われることもあります。
ですからシャンプー前の頭皮チェックは大変重要です。
頭皮チェックは自宅でも簡単にできますので、シャンプー前に鏡でぜひチェックしてみて下さい。
かゆい・痛い頭皮湿疹の種類と原因
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かゆい・痛い頭皮湿疹には脂漏性皮膚炎、皮脂欠乏性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの種類があるので、まずは自分の症状の原因を見極める必要があります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎はアレルギー症状の一種で、皮脂の過剰分泌により、頭皮に繁殖したカビが原因です。
菌が異常に増殖するので、皮膚に刺激が与えられ、かゆい湿疹を引き起こします。
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皮脂欠乏湿疹
皮脂欠乏湿疹は、シャンプーをしすぎる人や、乾燥している季節に起こりやすく、皮脂の分泌量が少ないために頭皮のバリア機能が低下し、かさつきやすくなっています。
かゆい湿疹が出来て、フケが大量に発生するのが特徴です。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は、ヘアケア製品の成分が合わなかったり、何らかのアレルゲンと接触することによって、頭皮が刺激を受けて、炎症を起こした状態です。
スタイリング剤を使用して頭皮が痛いと感じた場合は、接触性皮膚炎の可能性が高いです。
シャンプーやカラーリング剤、スタイリング剤が原因のことが多いので、見直すようにしましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はアレルギーによる皮膚の炎症のことで、体だけでなく、頭皮にも湿疹やかゆみが生じることがあります。
アトピー性皮膚炎の方はシャンプーの成分にも特に注意が必要です。
頭皮湿疹予防はシャンプー!
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頭皮湿疹を予防したいときは、清潔にすることが大切ですが、洗い過ぎたり、肌に合わないヘアケア製品を使うと悪化するので気を付けましょう。
刺激の少ない天然成分配合の無添加シャンプーを選び、1日1回、擦らないように気を付けながら、優しく洗うだけで症状が改善しやすいです。
フケ用シャンプーを使って治そうとする方もありますが、殺菌成分が頭皮に刺激を与えるので、シャンプーしたときに頭皮が痛いと感じた時は使わない方が良い場合もあります。
洗浄力の強い合成界面活性剤配合のシャンプーも、頭皮への刺激が強いので避けるようにしてください。
シャンプーをしていて頭皮が痛いと感じた場合はシャンプー剤をすぐに見直しましょう。
頭皮のバリア機能をアップさせたい方にはお湯シャンプー(湯シャン)がおすすめです。
頭皮に刺激を与えないので、ターンオーバーも正常化し、フケやかゆみを抑える効果を期待できます。
洗浄力の強いシャンプーは必要な皮脂まで取り除くので、頭皮がべたついたり、ニオイを発することがありますが、お湯シャンプーなら改善できます。
アトピー肌にも刺激を与えないので、徐々にかゆい症状も治まっていくでしょう。
シャンプーを使うと、頭皮に必要な常在菌まで洗い流すことがありますが、お湯シャンプーならそこまでの洗浄力はないので安心です。
1週間程度継続すると症状が改善できると思いますので、痛い頭皮湿疹でお悩みの方はぜ湯シャンをお試しください。
それでも(かゆい・痛い)症状が治らないときは、皮膚科に行って、塗り薬や内服剤、ステロイド剤などによる治療を受けるようにしましょう。
今すぐ皮膚科に行けない方は頭皮湿疹に効く市販薬も販売されています。
痛い頭皮湿疹や頭皮にかゆみがある場合にはお薬が効果的です。
※頭皮湿疹に効く市販薬はこちらの記事をご覧ください
まとめ
かゆい・痛い頭皮湿疹は放っておくと重たい頭皮の病気になる危険性もあります。
痛い頭皮湿疹は傷口から細菌が入り、炎症が広がる危険性もありますので絶対に触ってはいけません。
シャンプーや市販薬で症状が改善しない場合は早めに皮膚科にご相談ください。
以上、(かゆい・痛い頭皮湿疹は頭皮の病気かも?今すぐチェック)でした。