「白髪染めをした後いつも頭がかゆい」
「頭がかゆいのは白髪染めが合っていないのかな？」
「どんな対処法があるの？」
白髪染めの後に頭皮がかゆいのはとてもつらいですが、そこには必ず原因があります。
と言うわけでこんにちは！一条隼人です。
何が原因で頭皮に痒みが生じているかがわかれば、それに対しての適切な対処法で改善をして行くことが可能です。
また普段使用をしている、シャンプーを見直すのも良い方法ですよ。
この記事では、白髪染めをした後に頭皮がかゆい原因と美容師オススメの対処法を紹介していきます。
目次
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因とは
1 体質体調
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因の1つは、体質や体調が関係している場合もあります。
その人の体質や白髪染めをした際の体調によっても、頭皮に痒みが出る場合があります。
風邪をひいたりホルモンバランスが乱れているときなどは、身体内部だけではなく全身の肌もとても敏感になっているため、白髪染めの成分にいつも以上に反応を示すためです。
また普段から様々なアレルギー体質の人の場合も、少し強い成分に過剰に反応をしてしまうことがあります。
同じ白髪染めを使っても、頭皮が痒くなる時と痒くならない時がありますよね。
それは体調の変化で起こる場合もあります。
2 ジアミンによるアレルギー
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因として、ジアミンによるアレルギーの可能性もあります。
化学染料のジアミンは、酸化染毛剤の成分です。
ジアミンを使うとカラーのバリエーションも豊富に作りやすく、また染まりやすいので、黒い髪を明るく染めたい日本人に適しています。
その反面でアレルギー性が強く、頭皮にトラブルを起こす可能性がある成分です。
3 頭皮の傷
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因として、頭皮の傷が原因になっていることがあります。
健康な状態であれば特に問題はなくても、頭皮に傷がついていると、まだ完治をしない傷から白髪染めの成分が染み込む可能性が高いです。
それが発端となり炎症を起こすことで痒みを生じることがあるため、白髪染めをする場合は傷が完治してからにしましょう。
美容院では白髪染めをする前に頭皮に傷がないかをチェックしています。
自宅で白髪染めをしている方も頭皮に傷がある場合は避けて下さいね。
4 頭皮の炎症
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因として、頭皮の炎症が要因となっていることがあります。
髪をしっかりと染めることのできる白髪染めですが、薬剤が頭皮に付着をすることで、強い成分により炎症を起こすことがあり、アレルギー反応を示している可能性も高いです。
炎症は熱を持っている状態ですから、さらに強い薬剤で刺激を与えないようにしなければなりません。
頭皮の弱い方は特に注意しましょうね。
5 白髪染めの前にシャンプーしている
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因として、白髪染めの前にシャンプーしているのも要因のひとつです。
シャンプーにも様々な種類がありますが、洗浄成分の強いタイプを使うと、頭皮にとって若干のダメージが加わります。
ですから白髪染めをする前は、洗浄力のマイルドな頭皮にやさしいシャンプーを使ってください。
美容院では白髪染めをする前にシャンプーはなるべくしないようにしています。
何故かと言うと事前にシャンプーをしてしまうと、頭皮をガードしている皮脂を取ってしまうからです。
安全に白髪染めをするためには頭皮に皮脂が残っている状態が良いです。
そうすれば頭皮トラブルも起きにくいです。
6 白髪染めの薬をよく流せていない
白髪染めの後に頭皮がかゆい原因として、白髪染めの薬をよく流せていないのが理由になることがあります。
染めた後は必ずすすぎを行いますが、カラーの成分はしっかりと頭皮に付着しているため、軽くすすぐだけでは成分は残りやすいです。
白髪染め後のシャンプーが雑だと、強い白髪染めカラーの成分が残り、痒みの原因になることがあります。
美容院では頭皮に付着した白髪染めのお薬をきれいに落とすために、乳化をしてからすすぎを行います。
白髪染めのお薬が頭皮に残っていると頭皮トラブルの原因になりますので、自分で白髪染めをしている方はよくすすぎましょう。
乳化のやり方がわからない方はこちらを参考にしてみてください。
※参考 乳化のやり方
白髪染めの後に頭皮がかゆい人の対処法
白髪染めの後に頭皮がかゆいといってもたくさんの原因がある事はわかりましたか？
原因を把握してから対処すると改善も早いと思います。
ここからは対処法を紹介していきます。
1 白髪染めの前にシャンプーをしない
先ほども紹介しましたが、頭皮トラブルを回避するための対策として、白髪染めの前にシャンプーをしないのもひとつです。
髪の毛と頭皮の毛穴汚れまで、スッキリと洗い流した方が白髪がよく染まるイメージがありますが、シャンプーをしなくても白髪はきれいに染まりますよ。
白髪染めの前にシャンプーすると、頭皮を守っている適切な量だけある皮脂が、洗浄成分により洗い流されてしまいます。
お肌の弱い人は頭皮がヒリヒリしてしまいますよ。
白髪染めをする前のシャンプーは避けましょう。
2 温度の低いお湯で良く流す
白髪染めをすすぐ時は高い温度のお湯を使うのではなく、温度の低いお湯で良く流すこともポイントです。
温度が高いお湯を使うと頭皮に刺激が強いので、白髪染めの後の頭皮にはあまり良いとは言えません。
熱い温度のお湯は皮膚にとって刺激が強いため、低い温度のお湯で流すとかゆみを防ぐことができます。
シャワーの温度は38度以下がおすすめです。
3 白髪染めの前に頭皮保護スプレーを使用する
白髪染めの前に頭皮保護スプレーを使用するのも良い手段です。
美容院ではヘアカラーをする際に、美容師がやっている方法です。
直接頭皮にスプレーをすることが出来る頭皮保護スプレーには、適量の油分が含まれています。
事前に頭皮全体的にスプレーをすることで、頭皮に適度なバリアを張ることが可能です。
頭皮が敏感な方は白髪染めの前に利用すると頭皮を守ってくれます。
※頭皮用保護スプレー
アマゾン タマリス スキャルプマスク 頭皮保護用スプレー 180g
楽天 タマリス スキャルプマスク 頭皮保護用スプレー 180g
4 シャンプーを見直す
シャンプーを見直す事も意大切です。
洗浄力がマイルドなアミノ酸シャンプーを使った方が、白髪染めをしても痒みが出にくいです。
アミノ酸系洗浄成分を使っているアミノ酸シャンプーは、髪の毛や頭皮に対しての刺激少なくが洗浄力も非常にマイルドになっています。
低刺激だからこそ、デリケートな肌にも安心して使用できるタイプのシャンプーです。
白髪染めをしている方は洗浄力の強いシャンプーは避けた方が良いです。
頭皮トラブルが起こりやすいだけではなく、白髪染めの色持ちも悪くなりますよ。
髪の毛も傷みやすいのでシャンプー選びも重要です。
※関連記事 【最新】フケかゆみに効く市販のシャンプーランキング！美容師オススメ
5 白髪染めの前に必ずパッチテストする
白髪染めの前には、ひと手間かけることにはなりますが、必ずパッチテストすることもとても重要なポイントです。
まずは少量を肌で試してみて、時間を経過させてから肌のコンディションを確認します。
肌質に合わなかったりアレルギーが出ると、赤みやかゆみが生じることがありますが、特に肌に異常が出なければ使用可能です。
6 白髪染めの後にヘッドスパをする
ヘッドスパって知っていますか？
美容院で行うメニューで、頭皮のトリートメントメニューです。
ヘッドスパをすると頭皮をきれいに洗浄できますし、シャンプーでは落としきれない毛穴に入っている白髪染めのお薬を取ることもできます。
白髪染めをした後に頭皮がかゆい人は、白髪染めの後にヘッドスパをしてみてはいかがでしょうか。
7 頭皮の痒み止め美容液を使う
頭皮の痒み止めも効果的です。
頭皮専用の美容液にはかゆみを止める効果と、頭皮の乾燥を改善する効果があります。
炎症した頭皮にも効く頭皮用美容液なので、白髪染めをした後に頭皮がかゆい方にはオススメです。
8 頭皮が痒くならない塗り方をする
白髪染めの最新テクニックです。
頭皮にお薬がつかないようにするテクニックです。
ゼロテクニック
頭皮に白髪染めのお薬をつけないで白髪を染めるテクニックが、ゼロテクニックです。
地肌ギリギリまでに白髪染めのお薬を塗る技法で、最新の白髪染めの方法です。
頭皮が敏感な方や、頭皮にダメージを与えずに白髪染めをしたい方にはオススメのテクニックです。
9 頭皮が痒くならない白髪染めを使う
頭皮が痒くならない白髪染めの種類があるんです。
こちらも参考にしてみてください。
① ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは頭皮につけないように塗る白髪染めカラーの種類で、刺激もなく頭皮にダメージを与えません。
塗り方は多少難しいですが、少ない白髪をごまかしたい方にはオススメですよ。
②白髪染めトリートメント
白髪染めトリートメントも頭皮が痒くならない種類の白髪染めです。
白髪を染めるパワーは弱いですが、何度か繰り返しているうちに白髪もきれいに染まりますよ。
髪の毛を痛めずに白髪を染めたい方にもオススメです。
③ヘナ
ヘナとは、薬草で染めるヘアカラーのことです。
薬草だけで染めるので頭皮や髪の毛に全く負担がありません。
また薬草なので髪や頭皮を健康にしてくれますよ。
白髪を染める効果は非常に弱いですが、安全で安心できる白髪染めとして人気があります。
まとめ
白髪染めをした後に頭皮がかゆいと感じる方は注意が必要です。
今回ご紹介した原因と対処法を参考にして早めに改善しましょう。
原因がわからない場合は気軽に美容師にご相談くださいね。
以上、（白髪染めの後に頭皮がかゆい人へ！原因と対処法【完全解説】）でした。
