白髪対策

市販の白髪染めカラー!白髪が染まる仕組み

今回は美容師らしいブログの内容です。市販の白髪染めカラーで白髪が染まる仕組みを紹介します。

 

 

市販の白髪染めカラーの種類はたくさんありますが、ほとんどの人がメリットやデメリットを理解していないと思います。

市販の白髪染めカラーの中には髪の毛を痛めるヘアカラーも多いです。

 

 

自宅で市販の白髪染めカラーを使っている方は、自分の使っている白髪染めカラーどのような仕組みで白髪が染まるのか、ぜひ知っておいてください。

 

市販の白髪染めカラーの種類!

市販で販売されている白髪染めカラーの種類は以下の5つです。この5つの中に自宅で使用している白髪染めカラーがありますので、チェックしてみて下さい。

 

 

・ 脱色して髪を染める白髪染めヘアカラー(ビゲンヘアカラーなど)

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市販の白髪染めで一般的なものは、脱色してから全体を染め上げる白髪染めカラーです。

薬剤を2種類混ぜて使用し、髪のキューティクルを開いてから脱色、染色を行うため、全ての髪の毛を均一に染め上げることができます。

白髪染めの色持ちもよく、最長2カ月間は色を保持できます。

 

 

他の白髪染めでは難しい明るめの色でも、脱色の過程を加えたことできれいに染めることができるのが利点です。

しかし髪や頭皮へのダメージが大きく、艶がなくなるなどの傷みが大きくなる場合もあります。

 

 

美容院で使用している白髪染めカラーも脱色して髪を染める白髪染めカラーの種類です。

自宅で使用する場合には注意が必要です。

 

 

・ ヘアマニキュア

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ヘアマニュキュアは、酸性染料を使って髪の表面にのみ色のコーティングを施すため、髪の傷みが少ない白髪染めカラーとして知られています。

酸性染料は分子が大きいため、髪の内部にまで浸透しないです。

 

 

ヘアマニキュアは艶のある仕上がりで、健康な髪を維持するのに適しています。

しかし、ヘアマニキュアは黒い髪に明るい色を乗せても明るく発色しないため、白髪部分とのムラができやすくなります。

また、色落ちも早く、定期的なケアが必要になります。

 

 

最近では色落ちをよくするための改良を加えられた商品もできています。頭皮の敏感な人には美容院でもマニキュアをお勧めしています。

 

 

・ 白髪染めトリートメント

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白髪染めトリートメントは白髪を染めながらも髪をケアすることができるアイテムです。

白髪染めトリートメントに配合されている成分は商品ごとにいくつかのパターンがありますが、HC染料、塩基性染料、植物染料にトリートメント成分を加えて構成されています。

 

 

植物染料などはそれだけでは白髪染めの効果はないため、ほかの染料と組み合わせることが条件になっています。

白髪染めトリートメントは色の定着が弱いため、定期的に使用することが必要になり毎回のシャンプーの後に使用するのが一般的です。

髪が傷まない白髪染めカラーの中で最も売れているのが白髪染めトリートメントです。

 

 

・白髪染めシャンプー

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白髪を染める方法でメンズに大人気なのが白髪染めシャンプーです。

男性に人気の理由は、その手軽で使いやすいという点にあります。

他の白髪染めとは違い、お風呂の入浴中に白髪を染めることができ、他の白髪染めは直接素手で触ることができませんが、この白髪染めシャンプーは直接素手で触ることができ、低刺激なのでお肌にも優しくできています。

 

 

白髪を染めるために使うヘアカラーなどと比較しても、髪の毛を傷める心配がなく安心して使うことができます。

使い方は簡単で、お風呂に入った時に通常のシャンプーの代わりに白髪染めシャンプーを使うだけです。

ヘアカラーなどのように染めるまでに数十分ほど放置する必要もなく、シャンプーの後は洗い流すだけで終わるものもあります。

 

 

白髪染めシャンプーは、白髪が気になるけど時間がないため手軽に白髪を染めたい男性にピッタリな白髪染めカラーです。

 

 

・ヘナカラー

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ヘナカラーは植物由来の成分で、100%のヘナカラーを使えば化学物質にアレルギーがある方や天然成分にこだわる方でも使うことができます。

しかし、ヘナ単体では赤色にしか髪を染めることができないため、白髪染めをするとまだらに目立つことがあります。

 

ヘナカラーは染色方法が難しく、時間がかかるためセルフで染めるには手間がかかります。また、独特の匂いが続くため、染める時間にも注意が必要です。

他の天然成分、例えばインディゴなどと組み合わせることによってダークカラーを表現することが可能です。

 

 

白髪が染まる仕組み!

なぜ白髪が黒く染まるのでしょうか?お客様からの質問にお答えしていきます。

 

 

・ビゲンヘアカラー

 

白髪染めにはいくつかの方法がありますが、最も一般的なのが脱色をして色を乗せるものです。

広く販売されている白髪染めもこの方法が多くなっています。

まず、アルカリ性の薬剤で髪の毛のキューティクルを開きます。こうすることで、染料が乗りやすくなり、髪の内部奥深くに薬剤を浸透させることができます。

 

 

次に過酸化水素による化学反応を起こさせることで、髪を脱色して色を定着させます。脱色を行うので、好きな色に染めることができ、色持ちがいいのが特徴ですが、髪が痛みやすいのが難点です。

 

 

白髪が染まる仕組み

アルカリ剤によってキューティクルを開き、髪の内部にあるメラニン色素を脱色します。

同時に化学染料が髪の内部まで浸透し、空気中にある酸素と反応して色を発色します。

ブリーチをして髪色を明るくできるので、カラーバリエーションも豊富です。

酸化染料が髪の中まで浸透していますので、色持ちが良い特徴もあります。

 

 

・ヘアマニキュア

 

ヘアマニキュアによる白髪染めの仕組みは、色の付いたマニキュアで白髪をコーティングすることで染めていきます。

ヘアマニキュアの特徴は、白髪染めに使用しても髪の毛を傷めることが全く心配ないということです。

 

 

しかし、ヘアマニキュアは髪の毛を傷めない代わりに、髪の毛の表面を染めるだけで、内部までは染めることがほとんどありません。そのため毎日髪の毛を洗う人は3週間ほどで色が落ちてしまい、色持ちが良くないというデメリットがあります。

 

 

また、白髪にはしっかりと染めることができますが、黒っぽい髪の毛を明るい色に染めることはできないというデメリットもあります。ヘアマニキュアは、髪の毛のダメージを気にする人や、頭の皮膚が敏感な人や、美容院などでパーマをかけ、同時に白髪も染めるという人におすすめです。

 

 

白髪が染まる仕組み

ヘアマニキュアで白髪が染まる仕組みは塩結合です。塩結合はイオン結合とも呼ばれ電気的に結合して髪の表面に色がつきます。

髪の毛の表面は通常弱酸性でプラスの電気で、ヘアマニキュアの染料がマイナスの電気なので結合して白髪が染まります。

 

 

ですから髪の毛をアルカリ性に傾けることで、表面についたヘアマニキュアを落とすことができます。パーマをかけるとヘアマニキュアが落ちるのはこの理由が原因です。

 

 

・白髪染めトリートメント

 

白髪を染めるカラーリング剤は肌質によっては肌トラブルを起こしてしまうなど、肌への負担が多いことに不安を感じてしまう女性は少なくありません。そんな方におすすめなのが毎回のバスタイムで使用できる白髪染めトリートメントです。

 

 

半永久染毛料として扱われ、シャンプーの後に繰り返し使用することで色素を髪の表層部に浸透、蓄積させることが出来るので、髪へのダメージを最小限にしてカラーリングを行えるメリットがあります。

 

 

白髪が染まる仕組み

白髪染めトリートメントで白髪が染まる仕組みは、トリートメント成分が髪の中に浸透する作用を利用して、同時に色素も浸透させているからです。

髪の毛は濡れている時キューティクルが開いていますので、水分やトリートメント成分が浸透しやすい状態です。

その原理を利用して白髪が染まる色素を髪の内部に浸透させているのです。

 

 

白髪染めトリートメントは医薬部外品ではなく化粧品に分類されるので、化学変化で白髪を染めているわけではありません。

ですから髪が痛めずに白髪を染めることができるのです。

 

 

・白髪染めシャンプー

 

白髪染めシャンプーには、髪を染める効果を発揮する成分が含まれています。毎日、白髪染めシャンプーの使用を継続することにより、白髪が染まる仕組みになっています。

白髪染めシャンプーにおいては、カラー剤などのように髪や頭皮にダメージを与える心配はありません。

そのため、普段のシャンプーにより簡単に白髪を染められます。

 

 

白髪染めの場合、どうしても手間をかける必要がありますが、白髪染めシャンプーは通常のシャンプーと同じ方法であるため、手軽に使用できるメリットがあります。

 

 

白髪が染まる仕組み

白髪が染まる仕組みは白髪染めトリートメントと同じです。

白髪染めシャンプーは白髪染めトリートメントよりも色素が薄く、時間をあまり長く置けないので白髪染めトリートメントと比較すると白髪を染める力が弱いです。

早く白髪を染めたい人は白髪染めトリートメントがおすすめです。

 

 

・ヘナカラー

 

ヘナは植物染料の代表で、髪を傷めることなく髪を染めることで知られています。

天然成分にこだわる人、化学物質にアレルギーがある人に選ばれています。

ヘナにはローソニア・アルバという成分が含まれていて、それが髪を構成するケラチンに付着することで髪を染めます。

 

 

ヘナ単体では赤色にしか染めることができないため、白髪染めには不向きといわれています。

染めるのに時間がかかり、独特の匂いが続きます。また、天然染料のため、商品により染め具合にばらつきがあるのが難点です。

 

 

白髪が染まる仕組み

ヘナを使って白髪が染まる仕組みは、ヘナの主成分のケラチンタンパク質とタンニンが結合して白髪に色が入ります。

染色する力が大変弱いため、髪の毛にヘナを塗布してからは1時間以上時間をおいた方が良いです。

それでもうっすらとしか白髪に色が入りませんのでご、使用する際には注意が必要です。

 

 

市販の白髪染めカラーのメリットとデメリット!

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ヘアカラー剤にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。ぜひ知っておいてください。

※関連記事

市販の白髪染めヘアカラーの種類!メリットとデメリット

 

 

・ 脱色して髪を染める白髪染めヘアカラー(ビゲンヘアカラーなど)

 

 

メリット

 

・短時間で白髪が染まる

・カラーバリエーションが多い

・明るい白髪染めカラーができる

 

 

 

デメリット

 

・髪が痛む

・臭いがきつい

・髪や頭皮に刺激がある

 

 

・ヘアマニキュア

 

 

メリット

 

・髪の毛が傷まない

・髪の毛にハリコシが出る

・髪のボリュームアップができる

・頭皮にも負担がない

 

 

デメリット

 

・色持ちが悪い

・頭皮につくと取れない

・使い方が難しい

・明るい白髪染めカラーができない

 

 

・白髪染めトリートメント

 

 

メリット

 

・髪の毛がサラサラになる

・髪の毛を痛めずに白髪染めができる

・頭皮や髪の毛に刺激がない

・使い方が簡単

 

 

デメリット

 

・いちどの使用で白髪が染まらない

・色持ちが悪い

・明るい白髪染めができない

 

 

・白髪染めシャンプー

 

 

メリット

 

・簡単に白髪染めができる

・時間がかからない

 

 

デメリット

 

・白髪を染めるのに時間がかかる

・髪の長い女性は染まりにくい

 

 

・ヘナカラー

 

 

メリット

 

・頭皮に刺激がない

・髪質を改善できる

・髪の毛にツヤが出る

・髪の毛にハリコシが出る

・くせ毛を改善できる

 

 

デメリット

 

・時間がかかる

・使い方が難しい

・明るい白髪染めができない

・白髪が黒く染まらない

 

 

まとめ

 

白髪染めカラーで白髪が染まる仕組み!お分かりいただけましたでしょうか?

 

 

市販の白髪染めカラーにはそれぞれメリットやデメリットがございます。

継続して使用すると髪の毛を痛める白髪染めヘアカラーもありますので、ヘアカラーの種類を理解して自分に合う白髪染めヘアカラーを使いましょう。

美容師からの提案でした。

 

 

以上、(市販の白髪染めカラーで白髪が染まる仕組み)でした。

ABOUT ME
一条 隼人
40歳を過ぎたベテラン美容師「一条 隼人 」です。お客様の髪の毛を守るために抜け毛や薄毛、白髪対策や頭皮トラブル改善の研究に没頭中です。 女性の薄毛や男性のAGAのことなら何でもお任せ下さい。全国にいる仲間からの情報で全て解決いたしますよ 。 趣味:仕事が趣味です。カットが得意です。 好きな食べ物:サラダとビール 座右の銘:疲れた時は早く寝る 血液型:A型
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