白髪染めにはブリーチ成分が入っているものと入っていないものがありますが、ブリーチが配合されていない、ブリーチなしの白髪染めが最近人気を集めています。
髪の毛を傷めることなく白髪を染めることができ、トリートメント効果が高く、仕上がりもキレイな点がその理由です。
え!ブリーチなしの白髪染めを知らないって??
それは大変ですね。
特に自分で白髪染めをしている方は、ブリーチなしの白髪染めを知っておいたほうが絶対にいいですよ。
今回はブリーチなしの白髪染めを知らない方にわかりやすく、メリットとデメリット、ブリーチなしの白髪染めのおすすめの商品を紹介します。
それではスタートです。
目次
ブリーチとは何?どんな特徴があるの?
ブリーチがどんなものかがわかると、ブリーチなしの白髪染めを使いたくなっちゃいますよ。
ブリーチとは、薬品を使って髪の毛の色素を脱色する行為の事ですが、髪の毛に行うとメラニン色素が抜けて、薬剤を放置する時間によってかなり髪の色があかるくなります。
ブリーチは髪の毛の色を明るくしたい時や、色を入れたい時に下処理として使われる方法ですが、白髪染めにも配合されているケースがあります。
ブリーチそのものは髪の毛や頭皮にダメージを与える成分ですので、頻繁に使うと髪の毛や頭皮に刺激が強すぎたり、髪を傷める可能性が高くなるので注意が必要です。
ブリーチとは、日本人の髪に多く含まれているメラニン色素を破壊して、髪の毛を明るくすることです。
髪の毛の色は明るくなりますがダメージが強く出る特徴があります。
ブリーチ効果のある白髪染めの特徴とメリットとは!
ブリーチには良いところもあるので覚えておいてくださいね。
メリット1 カラーバリエーションが豊富
ブリーチ効果のある白髪染めは市販品でも人気がありますが、その理由としてカラーバリエーションが豊富というメリットが挙げられます。
ブリーチをしてから色をのせるという方式なので、色のバリエーションをつけやすいのが特徴です。
黒い髪に色素を塗るよりも、いったん色を抜いてから色素を入れるので、綺麗に色が入る事がメリットです。
メリット2 明るめの白髪染めができる
ブリーチ効果のある白髪染めを使うメリットの2つ目としては、明るめの色に仕上がるという点です。
ブリーチ成分が髪の毛の色を抜いて明るくしてくれますので、若い頃から明るい色に染めているという人でも違和感なく白髪染めをすることが出来ます。
ブリーチ成分が配合されていることで、黒髪が明るい色に仕上がるというメリットがあるのが特徴です。
メリット3 白髪も簡単によく染まる
ブリーチ成分が配合されていることで、白髪も簡単に良く染まります。
これは、ブリーチしてからしっかり色を入れる成分が配合されていますので、それぞれの成分が白髪に作用してきれいに簡単に色が入ります。
白髪染めの塗り方が多少雑でも、きれいに白髪が染まるところもメリットです。
色の種類が豊富で、明るめの白髪染めができて、不器用な人でも簡単に白髪染めができるところが、ブリーチ効果のある白髪染めのメリットです。
ブリーチ効果のある白髪染めのデメリットとは?
デメリット1 アレルギー物質(ジアミン)が入っている
ブリーチ成分が配合されている白髪染めにはジアミンも含まれています。
最近話題になっているジアミンは、アレルギーを起こして、かぶれや痒みが起こる可能性があります。
最近、髪の毛を染めたらひどいアレルギー症状が出るケースが話題になることがありますが、これはアレルギー物質であるジアミンが皮膚に作用して起こるもので、注意が必要です。
※参考 ジアミン
デメリット2 髪の毛を傷める
ブリーチ効果がある白髪染めを使うデメリットは、髪の毛を傷めるという事です。
このタイプは髪の毛の色を抜いてから色を入れるので、キューティクルを始め髪の毛の組織が破壊されやすくなり、外からのダメージを受ける特徴もあります。
繰り返し使用するとどんどん髪の毛が傷むので注意が必要です。
デメリット3 繰り返し使用すると地肌への負担が大きい
ブリーチ成分が配合された白髪染めを使うと、繰り返し使っているうちに地肌への負担を感じるようになる場合があります。
髪の毛に対して大きなダメージを与えるブリーチ成分は、頭皮への負担も無視することはできません。
頭皮に痛みや痒みなどの刺激を感じたり、抜け毛が増えるといった皮膚へのダメージが出る事もあります。
白髪染め!ブリーチなしの商品とは何?
ブリーチ剤が含まれていない白髪染めを知りたい方はこちらをご覧ください。
1 白髪染めヘアカラートリートメント
ブリーチなしで白髪が染まる製品としては、ヘアカラートリートメントがあります。
トリートメントなので毎日のヘアケア感覚で使えるのに、自然に白髪が染まるというのが最大のメリットです。
ブリーチをしないので頭皮や髪の毛を傷めませんし、トリートメントなのでむしろ髪の毛に艶が出たり白髪も少しずつ染まるメリットがあります。
2 白髪染めヘアマニキュア
ブリーチなしの白髪染めでおすすめなのが、白髪染めヘアマニキュアです。
ヘアマニキュアは、白髪染めタイプでなくても以前から人気があり、髪の毛に様々なニュアンスをつけることが出来る物ですが、白髪染めタイプも人気があります。
白髪にしっかり色が入るのは髪の毛をコーティングする色素が配合されているためで、一度で綺麗に染まるのがメリットです。
3 白髪染めシャンプー
ブリーチをせずに白髪が染まるアイテム3つ目は、白髪染めシャンプーです。
毎日シャンプーをするたびに少しずつ白髪に色がつくので、不自然に仕上げたくないという方に最適なアイテムです。
基本的にはシャンプーと同じ使い方ですので手間もかかりませんし、汚れを落としながら白髪をケアできるのが特徴です。
ブリーチ効果のある白髪染めの見分け方5つ
5つのチェックポイントがあるのでぜひ覚えておきましょう。
1 自毛が明るくなる白髪染め
ブリーチ効果がある白髪染めの見分け方は、自毛があかるくなるものはブリーチ剤が配合されている可能性が高いです。
自毛が少しでも明るくなるということは、ブリーチ剤が入っていないと考えられませんし、それだけ強い成分が配合されているという事です。
通常ブリーチ剤が入っていないと、自毛があかるくなることは考えられ無いので、選ぶときの目安にすると良いでしょう。
2 パッチテストが必要な白髪染め
ブリーチ効果のある白髪染めの見分け方として確実な方法が、パッチテストが必要な白髪染めです。
箱の注意書きにパッチテストを必ずするように、と表記してある製品はブリーチ効果がある白髪染めです。
その位、ブリーチ成分は皮膚にアレルギーを起こす心配がありますし、パッチテストの必要性が重視されています。
パッチテストのやり方はこちらを参考にしてみてください。
3 薬剤の匂いがツーンとする
ちょっと曖昧な見分け方ですみませんが、匂いがツーンとする刺激臭のあるものは、ブリーチ効果のある白髪染めの場合が多いです。
僕たち美容師は臭いを嗅げばすぐにわかりますが、一般の人だとちょっと難しいかもしれませんね。泣
匂いに刺激臭を感じた場合は、ブリーチ効果のある白髪染めと注意してみて下さい。
4 色の種類が多い
ブリーチ効果のある白髪染めは先ほども紹介した通り、髪を明るくしてから色素を入れるので色の種類も多いです。
具体的には5種類以上の色のバリエーションがある白髪染めは、ブリーチ効果があるものとお考え下さい。
逆に色の種類が5種類以下の白髪染めは、ブリーチなしの白髪染めと思ってもいいです。
5 1剤と2剤を混ぜる
1剤と2剤を混ぜて使用する白髪染めはブリーチ効果のある白髪染めです。
ブリーチなしの白髪染めで混ぜて使う商品はありません。
こちらも見分けるときのポイントです。
特に自分で白髪染めをしている方は、絶対ブリーチなしの白髪染めがいいと思います。
美容師の熱い思い聞いてください!
白髪染めにブリーチなしの商品をおすすめする理由
白髪染めをするときに、ブリーチ成分が入っていないものを使ったほうがよい理由としては、そのほうが髪の毛が傷まないので美容師などの有資格者でない素人が使っても危険性が低いという点が挙げられます。
ブリーチ成分が配合されていると、その分頭皮や髪に負担やダメージを与えますし、危険性も高まります。
素人が適当に塗ってもそれなりの仕上がりになる点も、ブリーチ成分が配合されていない製品のメリットです。
ブリーチ成分が配合されていると、手慣れていない人が塗布すると色がムラになりやすく、きれいに仕上がらない場合が多いです。
逆に、ブリーチ成分が配合されていない白髪染めなら、誰が使っても綺麗に仕上がりやすいです。
また、ブリーチなしの白髪染めは安全性が高いので、頻度に気をつけなくても良いのも利点と言えるでしょう。
肌や頭皮に刺激がある成分が入っていると、それほど頻繁には白髪を染められませんからね。
特に自分で白髪染めをしている方は、ブリーチなしの白髪染めを使ったほうが絶対に良いですよ。
美容師の熱い思いでした。
まとめ
自分で白髪染めしている方は、ブリーチなしの白髪染め!ヘアカラートリートメントやヘアマニキュア、白髪染めシャンプーなどを使用したほうが絶対にいいです。
ブリーチ効果のある白髪染めを長く使用していると、頭皮や髪の毛に負担がかかり、薄毛の原因にもなるからです。
できれば美容院で白髪染めをしていただきたいのですが、どうしても自分で白髪染めをしたい方は、ブリーチなしの白髪染めを使ってくださいね。
美容師からのお願いでした。