【円形脱毛症の治療法には、医療保険が使えるものと使えないものがあります。】
円形脱毛症の治療には、高額で怪しい治療法もあると聞いています。
医療保険が使えると治療費も安く済むのでぜひ教えてほしいです。
(モン太さんは白髪と薄毛を気にしている50代のサルさんです。過去に円形脱毛症になっているので再発を心配しています。)
了解しましたよ。
今回は、円形脱毛症ガイドラインでB(行うよう勧める)に推奨されている、医療保険が使える治療法を紹介しますね。
ハイ。お願いします。
最初に医療保険とは何か?を簡単に説明しておきますね。
医療保険についても、一緒に勉強していきましょう。
目次
医療保険とは
医療保険とは、簡単に説明すると、病気やケガに対しての医療や医療費の保障を主な目的とした、保険を総称したものを指します。
保険には公的医療保険と民間医療保険の2種類に分かれており、公的医療保険が健康保険・国民健康保険などを指します。
健康保険の場合は、病院で本来は全部患者側が代金を負担するところを、3割程度患者が負担する制度で、治療費を抑えることができます。
民間医療保険のほうは、民間の保険会社の保険のことです。
こちらの保険は、公的医療保険でカバーしきれない医療行為の費用を負担するための保険制度として生まれました。
入院や手術で多くのお金がかかってしまったときに、保険金としてお金を支払ってくれることで生活をサポートしてくれる任意加入の保険です。
※参考ウィキペディア
僕は会社員なので社会保険に入っています。
社会保険が公的医療保険のことですよね?
そうです。社会保険とは医療保険と厚生年金を合わせた保険の仕組みです。
僕は昔個人事業主として美容院を経営していましたので、その時は国民健康保険に加入していました。
フリーランスや個人事業主が加入する国民健康保険も、公的医療保険の一種です。
では、社会保険や国民健康保険以外の、テレビで宣伝している保険などが民間の保険と言うことですか?
そうです。
社会保険や国民健康保険以外にも、公務員が加入する公的医療保険の共済保険があります。
テレビで宣伝している保険はすべて、民間の医療保険と思っておけばほぼ間違いないですよ。
ではここからは、公的医療保険が使える円形脱毛症の治療法をご紹介していきますね。
公的医療保険の使える円形脱毛症の治療法!ステロイド注射
ステロイド注射は円形脱毛症ガイドラインで推奨されている治療法です。
ステロイド注射は、公的医療保険の使える円形脱毛症の治療法です。
つまり、医療行為であることを、国が認めていることになります。
ステロイド注射は、脱毛範囲が頭部全体の25%以内と、比較的狭いと診断される場合において有効な方法です。
注意点は、注射のときに疼痛を伴うデメリットがある事。
小児への適応が限られてしまうことや、広範囲に症状が起きてしまっている場合には適応とならない事などです。
効果実績は、7割程度の人が回復するといわれています。
公的医療保険の使えない治療法! 局所免疫療法
局所免疫療法は公的医療保険は使えませんが、円形脱毛症ガイドラインで推奨されている治療法です。
局所免疫療法は、現在国内のみならず世界中で行われている、円形脱毛症の治療法のひとつです。
円形脱毛症の原因とされている自己免疫疾患の改善に、効果の高い治療法として幅広く利用されています。
※関連記事 円形脱毛症の原因、自己免疫疾患とは
治療法は、人工的にかぶれを起こす化学試薬を使って、患部にかぶれを起こさせることにより発毛を促すという方法です。
ただし、局所免疫療法はポピュラーではありますが、現在はまだ公的医療保険の使える段階には至っていませんので、病院によって費用が違うことを注意しましょう。
局所免疫療法は、円形脱毛症の改善するまでに期間が半年から1年以上かかる場合が多いため、じっくり取り組む必要があります。
局所免疫療法の詳細はこちらをご覧ください。
質問ですが、民間の医療保険で円形脱毛症の治療に使える保険はあるんですか?
民間の医療保険は会社によって特約などが違いますので一概には言えませんが、円形脱毛症の治療に使える保険はあまりないというのが実情です。
民間医療保険は円形脱毛症の治療には使えない場合がほとんどです。
民間医療保険の場合は、円形脱毛症の治療には残念ながら使えないケースがほとんどと言われています。
これは、民間の医療保険は1泊2日の入院から適応となるのが原則であるためです。
ステロイド注射や局所免疫療法での医療行為を行うときに、入院をする必要はありません。
治療は日帰りで基本的には大丈夫となっています。
ですので、保険会社で提供される保険の場合は、円形脱毛症では治療には使えない場合がほとんどとなっていることを留意しておきましょう。
ただし、医療用ウイッグの購入に使える保険も有るそうです 。
え、そうなんですか?
医療用ウイッグとは医療用として用いられるかつらのことで、重度の円形脱毛症にかかってしまった場合に利用している方も多いです。
医療用ウィッグも医療器具のひとつとして考えてほしいという声がありますが、通常は病気やケガの治療を直接の目的としたものではないと認識されていることが多いです。
ただし、現在は保険会社でも柔軟に考えてくれる場合も多く、医療用ウイッグの購入に使用できる保険も出てきているため、ウィッグを購入する際には保険代理店に詳しく話を聞いたほうが良いでしょう。
薄毛対策のウイッグも保険で買える場合がありますか?
薄毛対策用のウィッグは現在の所、保険では買えないです。
そうですか。。
初めて円形脱毛症になった人は公的医療保険の使える治療から始めましょう。
もしも円形脱毛症になってしまった場合には、公的医療保険の使える治療から始めたほうが良いでしょう。
軽度の円形脱毛症であれば、ステロイド注射で充分対応が可能です。
そして、ステロイド注射は医療行為として認められているので、医療費を安く抑える事ができます。
ステロイド注射を試してみても効果がないときは、別の方法を試す様にしておきましょう。
円形脱毛症の治療には高額の治療もあると聞いています。
まずは保険の使える治療から始めてみてはいかがでしょうか?
ハイ。そのほうが費用のことを考えてもいいですよね。
円形脱毛症の治療相談は円形脱毛症の専門外来が有る病院がおすすめ
円形脱毛症の治療や相談事がある場合には、円形脱毛症の専門外来が有る病院の利用が適しています。
その理由は、円形脱毛症に詳しい医師が在籍しており、適切な診察を行うことができるためです。
患者一人ひとりの頭皮の状態を診断して、一人ひとりに合わせた治療法を教えてもらえます。
円形脱毛症以外にも、頭皮や髪のことで困ったことがある場合にもおすすめです。
【ヘアメディカル】
公式サイト 頭髪クリニックだからこその135万人の治療実績(16年間)【ヘアメディカル】
東京、名古屋、大阪、福岡にクリニックがある髪の毛の総合病院です。
円形脱毛症の専門外来があり、公的医療保険の利用できるステロイド注射による治療も行っています。
髪の毛でお悩みの方は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
※ヘアメディカルの詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
円形脱毛症の専門外来がある東京の病院【ヘアメディカルの特徴】
まとめ
円形脱毛症の治療をお考えの方は、最初は公的医療保険の使える治療から始めてみたほうがいいと思います。
費用も明確ですので。
円形脱毛症の治療法は専門の医師に相談の上、費用を確認してから始めましょうね。
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