円形脱毛症の予兆は爪にあらわれることがあります。
自分が円形脱毛症になるのでは?と不安な人はまず、実際に爪にどのような症状があらわれるのか、その具体的な内容をチェックしていくことからはじめていきましょう。
円形脱毛症の予兆ってあるんですか?
(モン太さんは白髪と薄毛を気にしている50代のサルさんです。過去に円形脱毛症になっているので心配しています。)
前にもこのブログでご紹介しましたが、円形脱毛症にはわずかですが、予兆があると言われています。
円形脱毛症の予兆【体験談】と予防法について!初期症状を見逃してはいけない
今回はその予兆の爪に関しての記事ですよ。
モン太さん。気になっているなら一緒に勉強していきましょう。
いいですか?よろしくお願いします。
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目次
円形脱毛症の予兆?爪に出る症状とは
円形脱毛症の予兆として、爪に出てくる症状にはいくつか挙げられます。
髪の毛と爪のは体調の変化によって見た目に違いが出やすく、ストレスや栄養不足、細胞の異常を敏感に感じ取ります。
まず、一つ目にあらわれるのが爪の表面に出てくる点状の凸凹です。
見た目にわかりにくいのが特徴で、そのまま気が付かずに過ごしている人も中にはいます。
この他、横向きに凹凸が生じるのも注意が必要で、このケースであれば色自体が黄色っぽく変色していることもあります。
実際にこうした症状があらわれている人、見た目にその形、色に変化が出ているという場合には、円形脱毛症に注意が必要になってくるという事です。
円形脱毛症は、爪だけでなく髪の毛にや身体にも、予兆を感じることがあると言われています。
爪が凸凹して色が変化した時は円形脱毛症に注意と言うことですか?
そのように感じている人もいるようですね。
ただし爪の変化や色に関しては、身体の様々な要因があって変化することも考えられます。
ですから爪を見ていてすぐに凸凹したからといって、円形脱毛症になると言うわけでは無いように思いますよ。
あくまでも参考程度に考えておいたほうがいいと思います。
そうなんですね。確かに毎日、爪をしっかりと確認することもできませんからね。
一条先生!質問です。
爪以外にはどんな予兆が考えられるんですか?
はい!爪以外にも、円形脱毛症の予兆があると言われていますので、ここからはその他の予兆についてご紹介していきますね。
円形脱毛症の予兆
1 抜け毛
円形脱毛症の予兆には爪の他にも、抜け毛が挙げられます。
元々は髪がある状態の部位に円形脱毛症の症状があらわれるわけですから、その直前には抜け毛が増えます。
急に抜け毛の量が増えた!
部分的に髪が薄くなった!
などの実感がある場合には、その後円形脱毛症に発展する可能性があります。
すでに爪に予兆があらわれているという場合には、円形脱毛症ができていないか?マメな頭皮チェックを行いましょう。
2 頭皮のハリや痛み
実際に見た目にあらわれる爪のや抜け毛の他には、痛覚などで感じることが出来る予兆もあります。
それが頭皮のハリや痛みです。
円形脱毛症のきっかけはそれぞれのケースで異なってくるものの、主な原因は頭皮の血行不良や細胞の機能低下が関係しています。
細胞の異常は頭皮の傷み、違和感にあらわれてくることになるので、当然ハリや痛みなどの諸症状を感じる場合があります。
抜け毛や頭皮の違和感を感じた時は、円形脱毛症にも注意した方が良いと言う事ですね。
そのように考えておけばいいと思いますよ。
わかりました。ありがとうございます。
あと確認ですが、小さい円形脱毛症は治りやすいので、あまり心配しなくてもいいんですよね。
頭皮に1つだけできている円形脱毛症は治りやすいと言われていますが、小さい円形脱毛症でも注意してほしいことがあります。
場合によっては大きくなっていたり数が増えたりする場合があるんです。
え、詳しく教えてほしいです。
小さな円形脱毛症も大きな円形脱毛症になる場合があります
小さな円形脱毛症だからといって油断していると、後々になってその症状が悪化していくことも十分に考えられます。
基本的に円形脱毛症は症状を放置していると徐々に進行していきやすいです。
患部の血行不良が続き、細胞が異常をきたしている状態で、その範囲が徐々に広がっていき、見た目にも大きくなっていきます。
小さな円形脱毛症のままですぐに改善できればいいのですが、それが慢性化して何度も再発を繰り返すようであれば問題です。
徐々に細胞の機能低下は深刻になっていきますし、最悪の場合症状が改善されないまま時間が過ぎてしまいます。
円形脱毛症は症状に気が付いた段階で、予兆があらわれている段階で速かに対処していく事が大切です。
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円形脱毛症の種類の中には軽い症状と重い症状があります。
頭皮に1つだけできた小さい円形脱毛症であれば、神経質になる事はないと思いますが、頭皮に2つ以上円形脱毛症がある場合や、徐々に大きくなっていく症状の場合は注意が必要です。
またすべての円形脱毛症の種類は、最初は1つの小さな症状から始まります。
ですから小さな円形脱毛症だからといって安心しないで、症状の経過を観察する必要があります。
そうなんですね。わかりました。
小さい円形脱毛症は大したことないので、大丈夫だと思っていました。
円形脱毛症には軽い症状と重い症状があるんですね。初めて知りました。
詳しく教えて欲しいです。
オーケー!ここからは円形脱毛症の種類を紹介していきましょう。
円形脱毛症の種類
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単発型
円形脱毛症と一口に言ってもその種類にはいくつか挙げられます。
まず最初に挙げられるのが1番症状の軽い単発型です。
単発型は多くのケースでは、症状があらわれて1年以内に治癒するもので、突然頭皮に円形のハゲがあらわれます。
大きさはそれぞれのケースで異なってきますが、まれに頭髪だけでなく眉毛や体毛に症状があらわれることもあるので、注意が必要です。
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頭皮に1つだけで、10円玉より小さい症状であれば単発型と思っていいと思います。
数が増えていくと、単発型ではなく多発型といいます。
次は多発型を紹介します。
多発型
単発型とは違い、円形の脱毛部位が2か所以上出来るケースが多発型と呼ばれています。
多発型は症状が治癒するまでに2年以上の期間が必要になることも少なくありません。
二つの脱毛部位が拡大して融合してしまうと、さらに見た目に支障が大きくなるため、症状が発覚した段階で、出来るだけ早く治療を開始ししましょう。
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頭皮に2つ以上の円形脱毛症がある症状を多発型といいます。
多発型の症状が大きくなっていき繋がる症状を蛇行型と言います。
次は蛇行型の紹介です。
蛇行型
蛇行型の場合、脱毛箇所が後頭部から側頭部の生え際にそってあらわれる事が多いです。
この部位が蛇のように広がって見えるのが特徴で、症状が治癒するまでには数年の期間が必要になってきます。
髪が長ければ目立たないこともありますが、短髪などの男性の場合は髪の毛で隠すことができないので、ウィッグなどを利用して対策をする場合も多いです。
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全頭型
全頭型の場合、脱毛箇所が頭髪全体に及び、見た目には坊主状態になってしまいます。
ここまで紹介してきた円形脱毛症の種類から進行して、この全頭型になってしまうことが多く、一度ここまで症状が進んでしまうと治癒するまでにはかなり長い期間が必要です。
治療中にはウィッグを使うなどして症状とうまく付き合っていく事が大切になっていきます。
全身型(バンパツ)
全頭型からさらに症状が進行すると全身型と言われる症状となります。
頭髪だけでなく眉毛や体毛など、すべての毛が抜けてしまうケースです。
全身型も治療にはかなり長い期間が必要で、治療と並行してウィッグの活用がおすすめです。
眉毛やまつ毛などの体毛に関しては、メイクや服装を工夫するなどして対処していくことになります。
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最後は円形脱毛症の治療についてです。
円形脱毛症の治療は円形脱毛症の専門外来のある病院がオススメ
円形脱毛症は初期段階で治療を行うのがベストです。
症状が進行する前に、円形脱毛症の専門外来がある病院をチェックしておきましょう。
基本的に皮膚科であれば円形脱毛症の診察を行っていますが、やはり専門性の高い病院の方がその信頼性は高くなります。
円形脱毛症の専門外来がある事はもちろんのこと、ネット上の口コミや評判を参考に通いやすい病院を見つけましょう。
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日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドラインで推奨されている円形脱毛症の治療、【ステロイド治療】【局所免疫療法】にも対応しています。
※ヘアメディカルの詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
円形脱毛症の専門外来がある東京の病院【ヘアメディカルの特徴】
まとめ
今回は円形脱毛症の予兆は爪に出るの?
という、お客様の質問にお答えしてみました。
予兆は爪に出ると言われていますが、信頼性はあまり高くないかもしれませんね。
爪以外に出る予兆の、
抜け毛
頭皮のハリ 痛み 痒み
などを総合的に参考にされた方が良いと思いますよ。
以上、(円形脱毛症の予兆は爪に出るってホント?関係性を調査)でした。