20代の女性からの質問です。
円形脱毛症ができる場所に意味があるのでしょうか？
いつも同じ場所に出来ます。原因が知りたいです。
円形脱毛症は突然髪の毛が抜けてしばらくしたら治り、また再発することが珍しくありません。
繰り返される円形脱毛症は、改めて見てみると同じ場所で起きているというとき、その原因はというと、種類ごとに出来やすい場所があるからです。
では脱毛がどのような形で起きるのか、それぞれの原因、意味なども含めてみていきましょう。
こんにちは！一条隼人です。
僕も円形脱毛症は何回も経験しています。泣
なんと、再発を繰り返す多発型円形脱毛症にも何度もなっています。
知っていますか？？
円形脱毛症は頭皮だけではなく全身にできる病気なんですよ。
そこで最初に、円形脱毛症の症状の種類を見ていきましょう。
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目次
円形脱毛症の種類
単発型
円形脱毛症で通常型と言われる種類のうち、抜け落ちる部分が1箇所であるときには単発型と呼ばれます。
円形脱毛症の中では最も多い種類で、円形脱毛症としては初期の症状です。
原因としては自己免疫疾患及びストレスが考えられ、よくできる場所は目の届きにくい後頭部に症状が出てきます。
そのため、髪の毛の長い女性は気が付かないことが多く、知らないうちに改善している場合も多いといわれています。
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多発型
単発型の円形脱毛症が進行していくと、複数の場所で脱毛が起きる多発型になります。
単発型が自然に治る事が多いので、そのまま放置されることが多いのですが、原因となる自己免疫疾患やストレスを解決することが出来ないと、多発型に進行する場合が多いです。
できる場所としては、後頭部から範囲が広がり耳の後ろ側まで抜ける事があります。
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蛇行型
円形脱毛症の種類で蛇行型というのは、抜ける場所が細長く後頭部から側頭部の生え際に蛇のように伸びている種類です。
円形脱毛症というとコインの丸い形に毛が抜けるというイメージがありますが、蛇行型も円形脱毛症の一種です。
原因となるのは自己免疫疾患やストレスというのは単発型や多発型と同じです。
患者の数としては蛇行型は少ないほうです。
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全頭型
全頭型は、多発型が進行して抜ける場所が頭部全体に広がっている種類です。
範囲が広いだけでなく、進行も早いことがあるので治療を早めに行わないといけません。
かなり重い症状で長期の治療になりやすく早期の治療で完治できる可能性はあるものの、そのままの状態になってしまうこともあります。
そのため、普段の生活ではカツラ（ウイッグ）や帽子をつけて生活する患者さんが多いです。
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全身型（バンパツ）
最も重い症状である全身型は、汎発型とも呼ばれて全身の毛が抜けて落ちてしまいます。
髪の毛はおろかまつ毛や脇毛、陰毛すらも失ってしまいます。
治療が長期化しますが、完治することは難しいので上手に付き合っていくしかありません。
ストレスや自己免責疾患・アトピー性皮膚炎・遺伝などが原因として考えられていますが、明確には特定されていません。
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円形脱毛症のできる場所との因果関係 ！できる場所によって意味はあるの？
抜け毛が起きる場所が単発型であれば後頭部、多発型であれば耳の後ろまで広がっていく、というように偏りがあるのは確かです。
しかし、その因果関係についてはまだ解明されていません。
原因はストレスや自己免疫疾患によるものでも、人によって発症する種類、そして抜ける場所が変わってくるのです。
ただ毎回同じように抜けるのであれば、いつも注意深く鏡を見ておけば初期の段階で気が付きやすいですし、髪型などの工夫もできるので対応しやすいです。
ただし、いつも同じ場所にできる場合は原因が似ている事が考えられます。
体験談
僕が円形脱毛症を発症した時は、いつも同じ場所付近にできることが多かったです。
完全に同じ場所ではありませんが、いちどできた場所には、またできやすい性質を持っていると思いました。
僕が円形脱毛症を発症する際は、いつも強い悩みやストレスを感じた時です。
原因が悩みやストレスなので、そのストレス状態から円形脱毛症を発症していたので、いつも同じ場所付近にできていたのだと思います。
ですから円形脱毛症を自分でチェックするときは、いつもできる場所付近をチェックしていました。
円形脱毛症ができる場所に意味はないと言われていますが、できる場所は同じ場所付近にできることが多いと感じました。
そのため、今では円形脱毛症を発症する予兆も自分で感じることができます。笑
最近はハートが強くなってストレスを強く感じていないので、ここ最近はできていないんですが。。。
僕の体験談です。こちらも参考にしてみてください。
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ここからは円形脱毛症ができる原因をもう一度おさらいしていきます。
円形脱毛症の原因
1 自己免疫疾患
体は、口や鼻から入ってきたウイルスや細菌から身を守るために免疫機能を持っています。
しかしその機能が異常を起こして、自分の体を敵と認識してしまい攻撃するのが自己免疫疾患です。
攻撃する対象が毛根だった時、髪の毛はダメージを受けて抜けてしまいます。
なぜ異常を起こしてしまうのかはわからないので、治療ではステロイドなどで免疫を抑える方法が行われます。
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2 精神的なストレス
仕事や家庭、恋愛などで精神的なストレスを抱えてしまうと、抜け毛が起きやすいです。
それというのもストレスによる影響は自己免疫疾患に繋がり、免疫機能によって毛根が攻撃されてしまうからです。
それからストレスがかかっている状態では交感神経が支配しているので、血管が収縮して栄養や酸素を毛根に運ぶ量も少なくなります。
3 アトピー性皮膚炎
円形脱毛症の患者のうち、4割近くがアトピー性皮膚炎を持っているというデータもあります。
肌のバリア機能の低下やアレルギー体質などによって、肌にかゆみを伴う湿疹が出てしまう病気です。
アトピー性皮膚炎だと頭皮が乾燥して細菌の繁殖を引き起こしやすい、かゆみによる精神的なストレスを感じやすい、といったことが影響していくと考えられています。
4 ホルモンバランスの乱れ
特に女性は妊娠や出産などでホルモンバランスが大きく変動します。
女性ホルモンには髪の毛の成長を促すものや、免疫機能に関わるものがあり、その増減によって抜け毛が起きやすい状況になることもあります。
特に出産後には円形脱毛症に進行しやすい産後脱毛が起きる事が多いです。
出産と子育てによるストレスが原因の、一時的なホルモンバランスの乱れであれば、時間の経過でもとに戻る場合が多いです。
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単発型の円形脱毛症は治る！【体験談】
僕はこれまでに10回近く円形脱毛症を発生しています。
僕の円形脱毛症の体験談を少しご紹介しておきます。
単発型の円形脱毛症はいつも治る
僕の円形脱毛症の場合は単発型であれば3ヶ月から6ヶ月で全て完治しています。
頭皮に2つ以上の円形脱毛症がある多発型の場合は、6ヶ月以上治るまでに時間がかかった場合もありますが、単発型の場合は、ほとんど6ヶ月以内で治ると思いますので、あまり深く考えないほうがいいと思っています。
単発型の円形脱毛症は割と同じ場所にできやすく、大きさは大きくても5円玉程度でした。
それ以上に大きくなるかと心配もしていましたが、大きくなる事はなかったです。
多発型の円形脱毛症は割と違う場所にできやすく、できる場所も離れていることが多かったです。
2つが重なって蛇行型になるんじゃないかと心配していましたが、僕の場合は蛇行型にならずに済みました。
多発型になった原因もやっぱりストレスだと思いますので、ストレスを感じなくなってから時間が経つと改善していきました。
単発型の円形脱毛症で悩んでいる方は、あまり深く考えないようにして、ストレスを感じなくなると解消していきやすいと思いますよ。
こちらも参考にしてみてください。
円形脱毛症の治療法は、円形脱毛症ガイドラインを参考にしましょう。
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円形脱毛症の専門外来のあるクリニック【ヘアメディカル】
公式サイト 頭髪クリニックだからこその135万人の治療実績（16年間）【ヘアメディカル】
日本皮膚科学会円形脱毛症ガイドライン2017年でB、（行うよう勧める）と推奨されている治療法の、ステロイド注射や局所免疫療法を行っている髪の毛の総合病院です。
円形脱毛症に特化した専門外来がありますので、円形脱毛症で悩んでいる方は気軽に相談してください。
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まとめ
今回は円形脱毛症ができる場所についての、質問に答える内容の記事でした。
円形脱毛症がいつも同じ場所にできやすい理由や意味はまだ解明されていませんが、円形脱毛症は同じ場所にできる傾向があると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
