円形脱毛症は、医学的に確固たる原因を特定されていない病気です。
そのため、様々な要因や病気の種類との因果関係も疑われている背景があります。
円形脱毛症になった方は、
円形脱毛症の原因が他の内臓などの病気と関連しているのではないか?
と、心配になる方も多いと思います。
こんにちは!一条隼人です。
僕も円形脱毛症を何回も発症しています。
円形脱毛症になった方は、円形脱毛症の原因がその他の内臓の病気などが関係してできているのではないかと心配になる方がほとんどだと思います。
今回はそのような悩みについて記事で紹介していきますね。
まずは、どのような状況に陥ると円形脱毛症になってしまうのかを理解しておくことが大切です。
最初は円形脱毛症の原因についてです。
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目次
円形脱毛症の原因について
円形脱毛症の直接的な原因は未だ解明されていません。
ただし原因と思われる項目は以下の4つと考えられています。
1自己免疫疾患
本来、人間にはウイルスなどに対抗するために免疫細胞という便利な細胞が存在するのです。
しかし、円形脱毛症を患っている人は、何らかの原因によってこの細胞が正常に働いていない状態になっています。
毛根を外敵と同じようなものと認識してしまって、免疫細胞がこれに攻撃をしてしまっているのです。
これが、自己免疫疾患と呼ばれているものです。
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2精神的なストレス
日常生活の中で過剰なストレスを受けると、円形脱毛症を患う可能性が高くなります。
これは、ストレスによって交感神経という神経が活発に働くようになるからなのです。
交感神経がストレスによって長時間の刺激をうけると、異常な活動を示すようになってしまいます。
その結果、血管の状態が悪くなり、毛根に質の良い栄養分を届けることができなくなり脱毛症の原因となります。
3アトピー性皮膚炎
円形脱毛症の患者の約40%近くは、アトピー性皮膚炎を患っている患者です。
これは、医学的な観点からはっきりとした根拠が存在するわけではありません。
しかし、統計的な患者の症状と特徴を確認すると、本人や家族にアトピー素因を有していることが多いことがわかっているのです。
ですから、これらの原因と関連性は存在する可能性が高いと考えられています。
4ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンの減少が円形脱毛症との関連を疑われているのは、女性の妊娠から出産におけるホルモンの数値の変化にあります。
女性ホルモンには発毛を促進する作用があり、出産後にこの数値が減少して頭皮にも影響が現れることが確認されているのです。
そのため、ホルモンバランスの変化が頭皮に与える影響は少なくないと判断されています。
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一般的に、円形脱毛症と他の病気との因果関係に関しては、確信的な証拠は見つかっていません。
これは、この症状に関連する医学的な解明が未だにハッキリとされていないことと無関係ではありません。
そもそも、人間の体毛は成長と脱毛を繰り返している性質があり、この周期は毛周期と呼ばれています。
毛周期を前提にすると、人間の脱毛症状は自然な症状であるため、どこからを病気と判断するのかの線引きがかなり難しいという側面があるようです。
さらに他の内臓の病気との関連性となると、その証明に関しても慎重になる必要があり、安易な判断を下せません。
実際に、軽い円形脱毛症ならば治療薬などを利用しなくても勝手に治るケースもありますので、治療薬が必要な他の病気との因果関係も特定しづらいという背景があります。
わかりましたか。
現段階では、円形脱毛症になったからといって、他の病気や内臓の病気などを発症すると言う報告はないようです。
ですから、円形脱毛症の原因は先ほど紹介したストレスや自己免疫疾患などで、円形脱毛症になったからといって、他の病気になっているかも??と、心配する必要もないみたいです。
僕はこれまでに円形脱毛症を10回近く発症しています。
中には再発を繰り返す多発型円形脱毛症も経験しています。
だからといって他の内臓の病気を指摘されたことや、他の病気を同時に発症したこともありません。
ですから円形脱毛症になった方は、内臓に他の病気があるんじゃないか??と心配することはないと思いますよ。
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ここからは円形脱毛症の症状(種類)について紹介していきます。
症状によってはすぐに改善しない場合もあります。こちらもぜひ参考にしてみてください。
円形脱毛症の症状の種類
単発型
単発型は、毛髪が突然円形状に脱毛してしまう症状です。
種類としては一般的に最も多くみられる脱毛症です。
特徴的なのが、実は頭髪だけではなく眉毛などの別の場所にも発生する可能性があることです。
年齢やターゲットに関しても幅広く、子どもであっても要因が重なれば症状を発症しますし、男女比を見てもほぼ同率で症状を患う可能性が存在します。
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多発型
多発型は、円形の脱毛症が2つ以上存在する症状のことです。
通常の症状と異なるのは、複合的に発症したものが最終的に結合して、1つの脱毛症として拡大する可能性があることです。
皮膚科の専門治療を行うときでも、少なくとも半年以上の期間を考慮しなくてはいけませんので、症状に関しては通常のものよりも重い可能性が高くなります。
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蛇行型
通常の脱毛症は、円状の形となって現れるため、頭頂部や側頭部に目立った症状を確認できるという特徴があります。
一方で蛇行型は後頭部や側頭部の生え際にそって脱毛が進行していく特徴を確認できます。
症状が進むと、患部周辺の髪の毛が全て無くなってしまうこともあります。
ですから、この種類の症状では円状の脱毛とはいえないほどの広範囲になる可能性も存在します。
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全頭型
全頭型は、文字通り全ての髪の毛が抜け落ちてしまう症状のことです。
そもそも、円形状に抜け落ちてそのようになったのかも判断が付かないケースもあるため、とても治療がしづらいという難点があるのです。
一般的な対策としてはカツラなどを利用して頭皮の症状を確認しながら、その患者にとって最善の治療策を模索していくことになります。
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全身型(バンパツ)
全頭型がさらに進行していくと、頭髪だけではなく全身の体毛が抜け落ちていく症状に襲われます。
円形脱毛症の中でも、最も大きな種類の症状として認識されているものなのです。
原因に関しては複合的な要因が考えられますが、ここまで進行する症状については原因の特定が難しく、治療期間も非常に長期を想定しておく必要があります。
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円形脱毛症の診察は皮膚科で
円形脱毛症は、自力で改善していくことが難しい症状であると理解しておくことが大切です。
そもそも、円形脱毛症は原因の特定に至っているわけではありません。
専門的な治療を行ったとしても、確実に症状を治療できる保証がないものなのです。
ですから、まずは皮膚科にいって、どの種類の症状であるのかを診断してもらって、患者ごとに個別具体的に治療法を検討してもらう必要があります。
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まとめ
今回は円形脱毛症になった方の悩み、他の病気が原因なの??、と言う悩みについてご紹介しました。
現段階では、円形脱毛症と内臓の病気との関連性はまだ報告されていません。
詳しく知りたい方は専門医に相談しましょう。