円形脱毛症の治りかけの症状の特徴として、産毛や白髪が生えてくることがあります。
脱毛した箇所にかゆみや違和感を感じるなど、一見すると不安要素に思えることが、実は回復を知らせるサインということがあります。
こんにちは!一条隼人です。
今回は、よく質問をいただく円形脱毛症の治りかけの症状と、その際の完全完治までに気をつけて欲しい大切な注意点を紹介します。
僕が実際に感じた、円形脱毛症の治りかけの症状の体験談も、一緒に紹介しておきますので、よろしければこちらも併せてご覧くださいね。
それではスタートです!
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目次
円形脱毛症の治りかけの症状の特徴
1 産毛が生えてくる
円形脱毛症の治りかけの症状の特徴のひとつは、産毛が生えてくることです。
患部から細い産毛が生えてくる症状は、待ちに待った回復のささやかな兆しです。
円形脱毛症は時間をかけて抜けていきますが、完全に回復をするまでにもそれなりの時間が必要になります。
治るまでの期間は、単発型で半年程度、多発型で1年程度かかると言われています。
産毛が生えてきたら後は治るまで時間の問題です。喜んでもいい状態ですよ!笑
2 白髪が生えてくる
円形脱毛症の治りかけの症状の特徴として、白髪が生えてくるのもひとつです。
白髪の場合は不安に感じるかもしれませんが、色素の薄い産毛は白髪になることがあります。
産毛であっても白髪でも髪の毛が生えてきたことには変わりはありませんので、回復を着実にしていることには違いはありません。
回復に向かっているため、白髪でも心配は無用です。
生えてきた白髪に不安を感じるかもしれませんが、徐々に黒髪になって行くので安心してください。
最初に白髪が生えてくる理由は、毛髪が生えるために活動する組織と、日本人の黒い髪の色をつくる組織は、根本的に異なるからです。
毛母細胞は先に回復をしたけれども、まだ黒いメラノサイトの回復に時間がかかっている状態です。
白い髪の毛が生えてくることは異常な症状ではなく、【改善の兆し】と覚えておきましょう。
患部にかゆみが出る
円形脱毛症の治りかけの症状の特徴として、患部にかゆみが出ることがあります。
頭皮のかゆみに不安を感じることもありますが、一時的に起きている症状であり、その後数カ月を経過した後で、黒い毛髪が生えることはあるので、時間をかけて様子を観察することです。
かゆいなと感じていた部分から、やがて産毛が生えてくることもあります。
なぜ円形脱毛症が改善する時に患部が痒くなるのか??
この件に関してはまだ解明されていません。
体験談
僕もこれまでに円形脱毛症を10回ほど経験しています。
再発を繰り返す多発型円形脱毛症も何度かなっています。
円形脱毛症のベテランとして、僕が実際に感じた治りかけの症状も体験談として紹介しておきますね。
ぜひ参考にしてみてください。
僕が治りかけの症状として感じたのは、
産毛
頭皮のハリ
ストレスや悩みの解消
です。
一つ一つ紹介していきます。
【産毛】
円形脱毛症の治りかけの症状を1番実感できるのが産毛だと思います。
実際にツルツルだった患部から細い産毛が生えてくるので、確実に治ってきたとわかる症状です。
最初は細い髪の毛ですが徐々に太い髪の毛も生えてきますので、産毛を発見したら治ってきたと思って大丈夫ですよ。
【頭皮のハリ】
産毛を発見する少し前は、必ず患部に軽いハリを感じています。
頭皮が痛いわけではなく痒いわけでもないのですが、何となく違和感があるんです。
特に抜け毛も多いわけでもありませんし、なんとなくですがいつもと違う感じがするんです。
普通の人であればあまりわからないのかもしれませんが、僕は10回以上円形脱毛症になっているので、もしかしたら繊細な違いを気付けるのかもしれませんね。
【ストレスや悩みの解消】
円形脱毛症になる時は必ず、すごく落ち込んだ時やすごく悩んだ時です。
強いストレスを感じてから、いつも1ヶ月程度すると円形脱毛症ができています。
どんなに強いストレスや悩みでも人間は徐々に薄れていき、知らないうちに忘れていくじゃないですか。
そして以前は悩んでいてストレスを感じていたのに、その悩みを完全に感じなくなった時には、だいたい円形脱毛症も治り始めています。
頭皮に起こる症状ではありませんが、精神的な悩みが減ってきている時は、既にもう治りかけの状態であると自分では思っています。
初めて円形脱毛症を発症してから、すでに20年以上たっていますので、ハートも強くなり円形脱毛症ができることも少なくなりましたよ。
精神的にも少し強くなったのかもしれませんね。
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悩んでいた悩みを忘れてしまった時は、治りかけの症状だと自分では思っています。
悩みが解消してからは、約1ヵ月程度で産毛が生えてくる場合が多いですよ。
あくまでも個人的な体験談なので、参考程度にお考えくださいね。
産毛が生えてきてから円形脱毛症がわからなくなるまでの期間
こちらもお客様から多い質問です。
産毛が生えてきてからどれぐらいの期間でわからなくなりますか??
とよく質問されます。
こちらも答えておきますね。
産毛が生えてきてから円形脱毛症がわからなくなるまでの期間は、個人差はあるものの数ヵ月程度とお考え下さい。
数日や数週間であっという間に髪が伸びることはありませんので、最低でも3ヵ月間は様子を見る必要があります。
ショートヘアの男性であれば、元々の髪の毛も短いですので、早め(1ヶ月から2ヶ月)にわからなくなる場合が多いです。
ロングヘアの女性であれば、短い髪の毛が生えてきても元々の髪の毛が長いので、完全にわからなくなるまでには1年以上かかる場合もありますよ。
美容師の僕から言わせてもらえば、産毛が生えてきたら、後はどんどんよくなるだけなので、完全にわからなくなるまでの期間をあまり心配しなくてもいいと思います。
どんどん髪の毛が生えていきますので、毎日少しずつ分からなくなる方向に向かっていると言う感じです。
完全完治までに気をつけて欲しいポイント
円形脱毛症になってから、産毛が生えるなどの治りかけの症状を感じたからといって、安心するのはまだ早いです。
完全完治するまでに注意していただきたいポイントを紹介しておきます。
ポイント1 シャンプー
完全完治までに気をつけて欲しいポイントの1番がシャンプーです。
完全に治るまでは、できれば頭皮に負担を与えずにシャンプーできる、低刺激のシャンプーがオススメです。
オーガニックシャンプーやアミノ酸系シャンプーは、皮膚への刺激が少ないタイプです。
正しい優しい方法でのシャンプーのやり方を習慣にして、頭皮や毛髪への無駄な負担を与えないようにしましょう。
シャンプーを変えて円形脱毛症が改善する事はありませんが、安全なシャンプーを使う事は頭皮トラブル対策の重要なポイントです。
シャンプー選びがわからない方はこちらの記事を参考にしてみてください。
ポイント2 白髪染めやパーマをしない
円形脱毛症の完全完治までに気をつけて欲しいポイントの2番目は、白髪染めやパーマをしないことです。
おしゃれのためにパーマをかけたり、白髪染めをしますが、毛髪や頭皮に対しては強い刺激になります。
成分の強い刺激は頭皮にダイレクトに伝わり、頭皮の健康状態を悪化させる場合もあります。
ですから、円形脱毛症が完全に治るまでは、白髪染めやパーマをしないようにしましょう。
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円形脱毛症に毛染めやパーマは良くないのか?美容師がお答えいたします
ポイント3 スタイリング剤を使わない
円形脱毛症が完全に治るまでは、スタイリング剤を使わないことも大切です。
スタイリング剤をつけることで、頭皮にも汚れが付着しやすくなります。
また、弱っている頭皮に整髪料などの刺激物がつくと、発毛に悪影響を与える場合も考えられます。
健康な状態であればさほど気にする必要はありませんが、円形脱毛症の人は症状が完全に治るまでは、スタイリング剤を控えるように心がけたほうが良いです。
円形脱毛症が治りかけている方は、もう少しで完全に治りますので、是非この3つのポイントに注意しましょう。
円形脱毛症の相談は円形脱毛症の専門外来がある病院がおすすめ
円形脱毛症の相談には、円形脱毛症の専門外来がある病院がおすすめです。
専門医だからこその詳しい知識と、円形脱毛症に特化した治療を受けることが出来ます。
髪の毛の悩みは複雑で、普通の皮膚科での治療では改善が望めないこともあります。
専門外来であれば円形脱毛症に詳しい医師が在籍をしていて、その人の症状に合った最高の治療を提案してもらえますし、回復への一番の近道にもなりますよ。
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東京駅のすぐ近くにある円形脱毛症の専門外来がある髪の毛の総合病院です。
日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドラインでも推奨されている効果的な治療法の、【ステロイド注射】や【局所免疫療法】も取り入れています。
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円形脱毛症の専門外来がある東京の病院【ヘアメディカルの特徴】
まとめ
今回はお客様からの質問が多い、円形脱毛症の治りかけの症状についてご紹介しました。
治りかけの症状を感じたからといって安心してはいけませんよ。油断せずに正しいヘアケアの実践をお願いします。
以上、(円形脱毛症!治りかけの症状の特徴と完全完治するまでの注意点【体験談あり】)でした。