円形脱毛症とは、髪の毛が円形や楕円形に抜けている脱毛症の事を言います。
最初は小さい円形脱毛症でも、症状が進行すると頭部全体や全身にまで大きく広がり、眉毛や睫毛、体毛などに及ぶケースもあります。
円形脱毛症は誰もが発症する可能性があるため、種類や原因の正しい情報を知っおきましょう。
こんにちは！一条隼人です。
僕はこれまでに、10回以上円形脱毛症を発症しています。
最初は小さな円形脱毛症でも、その後、周りの髪の毛が抜けていき、思ったよりも大きくなる！なんてこともたくさんありました。泣
小さな円形脱毛症だから大丈夫！と思っている人も多いと思いますが、今回はこれまでに僕が経験した体験談を交えて、大きくなっていた円形脱毛症の症状を紹介したいと思います。
小さい円形脱毛症はすぐに治るから大丈夫、と思っていましたが違うんですか？
悪化する場合もあるんですか？
（モン太さんは白髪と薄毛を気にしている50代のサルさんです。過去に円形脱毛症になっているので心配しています。）
モン太さん！心配しなくても大丈夫ですよ。
全ての円形脱毛症が大きくなっていくわけではありませんので、冷静に対処してくださいね。
最初は円形脱毛症の種類を紹介しますね。
はい！お願いします。
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目次
円形脱毛症の種類
単発型
単発型は、小さい円形脱毛症が1つだけ頭皮にできる症状で、円形脱毛症と言えばこの型に当てはまるケースがほとんどです。
自分の見えない場所であれば、人から指摘されて気付く事もあり、知らないうちに発症して、知らないうちに完治している場合も多いです。
初めて円形脱毛症になった人は、どんどん髪が抜けてしまうのではないかと心配になると思いますが、単発型の場合は自然に治癒する事が多いですよ。
ただし中には、単発型から多発型へと進行するケースもあるので、こまめな頭皮チェックが必要です。
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多発型
多発型は単発型が繰り返される症状で、頭皮に2つ以上の円形脱毛症ができると多発型といいます。
治ったと思うと再び発症し、また目立たなくなるといった状態が続き、常に頭のどこかで円形脱毛症が出来ています。
なかなか完治が見込めないので患者にとっては悩みが大きいですが、諦めずに治療をすれば徐々に良くなっていきます。
一般的に半年から2年を目安に症状が改善されていくと言われています。
僕も多発型の円形脱毛症を何回も経験しています。
でも今は完全に治っていますよ。
多発型でもちゃんと治るんですね。よかったです。
単発型よりも改善には時間がかかりましたが、ちゃんと治りました。
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蛇行型
蛇行型とは、複数の円形脱毛症が繋がる事で、蛇が通った跡のように脱毛が大きくなっていくタイプです。
後頭部から側頭部の生え際にそって広範囲にわたって脱毛し、治癒するまで複数年かかる事もあります。
円形脱毛症の中でも重症に分類されており、放置すると進行していく可能性が高いです。
そのため、発症した場合は専門医に相談の上、早めの治療が必要です。
蛇行型円形脱毛症の詳しい記事です。
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全頭型
全頭型は頭部の髪の毛が全て抜け落ちる症状です。
単発型から多発型へと進行し、その延長として小さい数か所あった脱毛部分が繋がっていき、頭部全体に拡大する場合が多いです。
突然髪の毛が全て無くなるという訳ではなく、徐々に脱毛が進行していきます。
ステロイド内服薬や塗り薬が主な治療法になりますが、ただ時間はかかるので諦めずに治療を続ける事が大切です。
全身型
頭部のみならず、眉毛や睫毛、全身の毛が全て抜け落ちてしまう状態が全身型です。
最初は単発型の小さい脱毛だった場合でも、あっという間に全身の毛が抜けていくので、違和感を感じたらすぐに医療機関で診察を受けなければいけません。
治療は塗り薬ではなく、少し強いステロイドの内服薬が中心となるため、身体への負担も考えていく必要があります。
全頭型同様に、こちらも完治までは時間を要します。
ウイッグなどでの対処も同時に考えなくてはなりません。
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治らないと言われている全身円形脱毛症（汎発性脱毛症）の完治例
円形脱毛症にもいろいろな種類があるんですね。
全部、小さい円形脱毛症から始まるって初めて知りました。
ですから小さい円形脱毛症でも、ちゃんとこまめにチェックしてください！とお伝えしているんですよ。
なるほどです。
全ての円形脱毛症が小さい1つの症状から始まるので注意しましょう。
単発型にしても、全頭型や全身型にしても、最初は気づかない位の小さい円形脱毛症から始まります。
小さい円形脱毛症の場合、少しストレスが溜まっていたのかな?という程度で、あまり気にしていない人も多いです。
実際、単発型の場合はほとんどが1年以内に完治する場合が多いので、それほど不安に思う必要はありません。
ただ中には、｢すぐに治るはず｣と思っていた円形脱毛症が、完治してもすぐに再発を繰り返し、次第に数も増えていくという場合もあります。
繰り返す円形脱毛症の場合は深刻になります。
円形脱毛症は症状が進行していくに連れて完治するまでの時間もかかるようになるので、小さい脱毛を見つけた段階で、まずは医師の診断を受けた方が賢明です。
適切な治療を受ける事で進行を防ぐ事ができ、また早期完治も期待出来ますよ。
小さい円形脱毛症がどのように大きくなっていくのか?
僕が実際に体験した症状を紹介しますね。
体験談
すべての症状に当てはまるわけではないので、参考程度に考えていただければ幸いです。
小さい円形脱毛症が大きくなっていく時の症状は、小さい円形脱毛症の周りの髪の毛を引っ張ると、すぐに抜けていく時です。
円形脱毛症を発見すると、とても心配になりますよね。
そこで、円形脱毛症の周りの髪の毛を引っ張ると、ゴソっと髪が抜ける時があるんです。
この現象が起こる理由は、円形脱毛症を初期症状の小さい時に発見したので、患部の周りの髪の毛の毛根も既に成長は止まっているのですが、まだ抜けずに残っているからです。
ですから、髪の毛を引っ張ると簡単にゴソっと髪が抜けるんです。
僕が初めてこの症状を経験した時は、簡単に周りの髪の毛が抜けるので、頭部全体の髪の毛が抜けてしまうのではないか！と言う恐怖心がありました。
でも実際には、10円玉よりも小さい大きさで症状はストップしましたよ。
ですから、小さい円形脱毛症を発見して、周りの髪の毛を引っ張って髪が抜けても、毛髪が全部抜け落ちるわけではありませんので、あまり驚かないでください。
その他にも僕は、円形脱毛症が頭部に2個以上できる、多発型も経験しています。
僕の多発型円形脱毛症の場合は、単発型の時よりも小さい症状でした。
多発型の場合は小さい円形脱毛症が、頭皮にたくさんできる事が多いそうです。
僕の場合は2つだけでしたが、皮膚科のドクターに聞いたところ、3つ4つとたくさんできる人もいるそうです。
円形脱毛症を発見すると、どうしても気になって周りの髪の毛を引っ張ってしまいますが、あまり気にせず普通に過ごしていくほうがいいと思います。
シャンプーをしているうちに徐々に大きくはなっていきますが、そのまま全部の髪の毛が抜ける事は稀だと思います。
初めて円形脱毛症になった方はとても気になると思いますが、そんな時は専門の医師になどに相談されると安心できると思いますよ。
小さな円形脱毛症を発見したときは徐々に大きくなっていく場合もありますが、全部の髪の毛が抜け落ちるまではいかないことが多いので、あまり悩まないほうがいいと思います。
ここからは、円形脱毛症の原因について紹介していきます。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症になる、はっきりとした原因はまだ解明されていません。
しかし、少しずつですが円形脱毛症が発症するメカニズムは解明されつつあります。
そうなんですか。はっきりとした原因はまだわかっていないんですか。
そうなんです。
でも、円形脱毛症と関係性の深い要因は以下の4つだと考えられています。
わかりやすく紹介しておきますね。
はい。
1 自己免疫疾患
円形脱毛症の原因として、自己免疫疾患が隠れている可能性が挙げられます。
健康な人は体の免疫機能が、外部からの侵入物を攻撃する事で体は守られているのですが、自己免疫疾患の場合は免疫機能が正常に働かず、体の健康な一部分を異物とみなして攻撃してしまうのです。
円形脱毛症は、Tリンパ球が毛根を異物と間違えて攻撃するために発症すると考えられていますが、何故このような異常な事態が起こるのかはまだ解明されていません。
自分で自分の体を攻撃しているんですね。
はい。そのように言われています。
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2 ストレス
薄毛や抜け毛にはストレスが大きく関わっていますが、円形脱毛症の場合も例外ではありません。
人はストレスが長く続くと交感神経に異常が現れるのですが、この交感神経の異常によって血管が収縮し、頭部への血流が悪くなって、結果的に毛根へ栄養補給が行き届かなくなり、髪が抜けるようになるのです。
またストレスは、自己免疫疾患や内分泌異常等の症状を引き起こす原因にもなります。
円形脱毛症にもストレスが関係しているんですね。
自己免疫疾患になる原因にもストレスが関係しているといわれています。
目には見えないストレスですが、やはり身体にも悪影響があると言う事ですね。
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3 アトピー性皮膚炎
円形脱毛症を発症した40％以上の人がアトピー性皮膚炎を持っています。
ちなみに円形脱毛症とアトピー性皮膚炎の２つを併発している場合は、アトピー性脱毛症とも呼ばれます。
円形脱毛症の発症データーから見ると、アトピー性皮膚炎を抱えている人は他の人よりリスクが大きいと考えても良いかもしれません。
どちらの疾患もストレスが大きく関係しており、またステロイドを使って治療するという共通点があります。
ここにもストレスが出てきていますね。
上手にストレスを発散させないと、現代人はストレスでボロボロになりそうです。
そうです。たまには息抜きも必要だと言う事ですね。
4 ホルモンバランスの乱れ
女性の場合はストレスや更年期、妊娠･出産、飲酒や喫煙などによって大きくホルモンバランスが乱れます。
そもそも女性ホルモンのプロゲステロンは免疫機能を抑制し、プロラクチンは免疫反応を増大させる働きがあるのですが、ホルモンバランスが乱れると免疫機能に異常が現れ、結果的に円形脱毛症を発症させる要因となるのです。
このように、毛髪とホルモンバランスには深い関係性があります。
女性は産後に髪の毛が抜けると聞いていましたが、ホルモンバランスに関係があったんですね。
円形脱毛症もホルモンバランスと関係しているんですね。
ですから産後に円形脱毛症になる女性が多いそうですよ。
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最後は最新の円形脱毛症の治療についての紹介です。
円形脱毛症の治療は円形脱毛症の専門外来のある病院がオススメ
円形脱毛症を発症した時は｢いつか治る｣と安易に考えず、早めに円形脱毛症の専門の病院を受診するようにしましょう。
症状が軽い段階では塗り薬などで早く完治させる事が出来ますよ。
また進行していくタイプであっても、専門の病院であれば治療法が多くありますので、ステロイド局所注射や局所免疫療法、冷却治療、紫外線療法など様々な方法を試す事が出来ます。
円形脱毛症は未だに根治に至る治療法が確立されていないため、人によって合う治療法も変わってきます。
ストレスも症状を悪化させる原因になるため、専門医のアドバイスを聞きながら焦らずに治療に取り組む事が大切です。
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東京駅近くにある、円形脱毛症の専門外来がある髪の毛の総合病院です。
【ヘアメディカル】は髪の毛の総合病院として最も歴史が古く、信頼性も高い病院です。
公的医療保険適用のステロイド注射による治療も行っています。
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まとめ
小さい円形脱毛症を発見した時は、こまめに頭皮チェックを行いましょう。
症状に不安を感じた場合はすぐに専門医に相談しましょうね。
はい。かしこまりました。
以上、（小さい円形脱毛症にも注意！数が増えて大きくなる症状が有る）でした。
