ある朝、何気なく鏡を覗いた時に前触れもなく現れる憎いアイツ…白髪。白髪は、見た目の印象を大きく左右します。特に、20代や30代の若い世代であるにも関わらず髪に白髪が目立っていると、どことなく老けた印象になってしまいますよね。
そこで今回は、20代30代におすすめの市販の白髪染めベスト5や、白髪の原因・対策などについて詳しくご紹介します。
若白髪で悩んでいる方は参考にしてみてください。
白髪の予防方法も紹介しますので最後までお読みいただけると幸いです。笑
※白髪染めを初めるタイミングがわからない人はこちらの記事がおすすめです。
初めて白髪染めをするタイミングとは!いつから始めるの?何歳から?美容師が白髪の悩みにお答えします
目次
20代30代の白髪の原因とは?
本来、白髪は40代以降の中高年に多く見られる現象です。しかし、近年は20代や30代の若い世代でも白髪に悩む人が増えています。
なぜ、老化現象の1つであるはずの白髪が、20代や30代の若い世代で増えてしまうのでしょうか。
以下に主な理由についてご紹介します。
遺伝
年齢が若いにも関わらず白髪が増えてしまう理由の1つは、遺伝による影響です。
両親や祖父母が若い頃から白髪が多い場合は、その子供も若白髪になる確率が高いとされています。
もちろん、白髪の家系だからと言って必ずしも若白髪になるというわけではありませんが、白髪になりやすい体質であるという可能性を考慮して、日頃から髪に良い生活を心がけておくことが大切です。
ストレス
ストレスも、髪に悪影響を与えてしまいます。
映画や小説などの登場人物が、精神的にとてもショックなことが起きたり、恐ろしい目に遭ったりして、一夜の内に髪の毛が真っ白になってしまった…なんてエピソードを目にすることがありますが、実は、そのような現象はまったくの絵空事というわけでもないのです。
強いストレスやショックを受けると、全身の血行が悪くなります。
そうすると、頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなり、毛根や色素細胞の働きが鈍ります。
その結果、20代や30代の若い世代であっても白髪が増えてしまう場合があるのです。
過度のダイエット
過度のダイエットも、若白髪の原因になります。
無理なダイエットによって、体が栄養不足の状態に陥ると、髪や頭皮にも十分な栄養が行き渡らなくなります。
髪の色を作っているのはメラノサイトという色素細胞ですが、このメラノサイトが栄養不足に陥ることで働きが鈍くなり、十分な量の色素が作られなくなった結果、白髪が増えてしまうのです。
いくらダイエットでスタイルが良くなっても、白髪だらけの頭では魅力は半減してしまいます。
さらに、過度のダイエットは抜け毛や切れ毛の原因にもなるため注意が必要です。
内臓疾患
白髪は髪と頭皮だけの問題と思われがちですが、20代30代の若い世代で、しかも若白髪の家系でないにも関わらず突然白髪が増えてきた場合は、内臓疾患が原因になっている可能性があります。
白髪が増える病気として考えられるものは、胃腸疾患・甲状腺疾患・自己免疫疾患・悪性貧血(ビタミンB12欠乏症)・尋常性白斑などがあります。
突然異常なペースで白髪が増えてきた場合や、めまい・吐き気・体重減少などの体調不良を感じた際は、念のため内科などで医師の診察を受けるようにしましょう。
20代30代の白髪対策
白髪は生理現象の1つと言っても、20代や30代の若さで白髪だらけになってしまうのはできれば避けたいものですよね。
せっかくメイクやファッションを頑張っていても、白髪があるせいで老けて見られてしまう…なんて悩みを抱えている人も少なくはありません。
20代や30代の白髪対策としては、栄養バランスの取れた食生活を心がける・頭皮マッサージを行う・ストレスを解消する・サプリメントを摂取するなどの方法が挙げられます。
また、市販の白髪染めを使ってみるのもおすすめです。
自宅で簡単に染められる白髪染めも数多く発売されていますので、気軽に・確実に白髪をケアすることができます。
白髪染めにはどんな種類があるの?
単に白髪染めといっても、いろいろな種類があります。
以下に、市販されている主な白髪染めをご紹介します。
白髪染めヘアカラー
ヘアカラーとは、髪の毛の色の元であるメラニン色素を分解し、髪の毛を外側からだけでなく、内側からも染める方法です。
白髪染めだけでなく、髪を茶色に染める時などにも使われる手法です。
ヘアカラーのメリット
ヘアカラーのメリットは色落ちしにくく、1度でしっかりと染まることです。
また、クリーム、乳液、泡などさまざまな種類があり、ライフスタイルや好みに合わせて選択できる点です。
特に、近年のヘアカラーは1度染めると2〜3ヶ月は色落ちせずに保ちます。
ヘアカラーのデメリット
デメリットとしては、髪や頭皮がダメージを受けやすいことです。
しかも、アレルギー体質の人や、敏感肌の人はかぶれなどを起こす場合があります。
さらに、染めるのに手間がかかるので、忙しくて手間をかけられない人には向いていません。
白髪染めヘアカラーのやり方
白髪染めヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、髪の表面に色素を吸着させ、それをコーティングする方法です。
ヘアカラーに比べると髪や頭皮へのダメージが少ないため、比較的安全に、かつ手軽に使用することができます。
ヘアマニキュアのメリット
ヘアマニキュアのよい点は、前述のように髪や地肌へのダメージが少ないことです。
しかも染め直しや重ね染めを簡単にでき、アレルギーや敏感肌の人でも比較的安心して使える点や1度で染まる点などが挙げられます。
ヘアマニキュアのデメリット
安全性には秀でているヘアマニキュアですが、髪の表面に色素を吸着させるだけなので、カラーが2〜3週間で落ちてしまうということがデメリットです。
また、黒髪を明るくするのは難しい点や、洗髪をする度に色落ちしてしまうなどのデメリットもあります。
白髪染めヘアマニキュアのやり方
白髪染めシャンプー
よりナチュラルに白髪を目立たなくしたい人に人気なのが、白髪染め成分の入ったシャンプーです。
ヘアカラーやヘアマニキュアのように1度に白髪を染め上げることはできませんが、毎日シャンプーをする際に使い続けることで、徐々に白髪を染めることができます。
髪全体をまんべんなく、簡単に染めることが可能なので、白髪染め初心者にもおすすめの方法です。
白髪染めシャンプーのメリット
メリットは、髪や頭皮へのダメージが少なく、染めムラが出来にくいことです。
しかも白髪の量が多い人でも簡単に染められる点や仕上がりが自然で、入浴時に行えるので手軽に使用できます。
白髪染めシャンプーのデメリット
一方、デメリットは、すぐには効果が現れないことです。
しかも、毎日使用するため、シャンプー自体の価格が高い場合は、コストがかかる点もデメリットとなります。
白髪染めシャンプーのやり方
白髪染めカラートリートメント
ヘアマニキュアと似ていますが、カラートリートメントの白髪染めです。
ヘアートリートメントと同じ要領で使用することで、白髪染めシャンプー同様、徐々に白髪を目立たなくしていくことができます。
トリートメントなので髪や頭皮へのダメージもなく、逆に傷んだ髪をケアする効果も期待できます。
カラートリートメントのメリット
肌に優しい成分を使用しているので、素手で行うことができる点や入浴の際に行えるので便利な点が一番です。
また、アレルギーや敏感肌の人でも使える点や、自然な染め上がりになります。
安全に、ナチュラルに白髪を染めたいという人にはとてもおすすめの方法です。
カラートリートメントのデメリット
デメリットとしては、白髪染めシャンプーと同じく、すぐに染まるわけではないということです。
ヘアカラーに比べると色の持続時間が短く、シャンプーをする度に少しずつ色が落ちていくなどの点が挙げられます。
白髪染めカラートリートメントのやり方
白髪染めは髪や頭皮に影響がある?
手軽に白髪を隠せてとても便利な白髪染めですが、気になるのは髪や頭皮への影響です。
ヘアマニキュアや白髪染めシャンプー、白髪染めトリートメントなど、髪や頭皮へのダメージが少ない方法で白髪をケアする分には、それほど悪影響を心配する必要はありません。
しかし、ヘアカラーの場合は、髪のキューティクルを剥がすことで、染料を髪の内部にまで浸透させるため、繰り返し白髪染めを行うと髪が傷んだり、頭皮に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
そのため、ヘアカラーで白髪染めを行う際は、髪や頭皮への影響を考慮しつつ、安全な方法で実施する必要があります。
白髪染めを使うおすすめの頻度
前述の通り、ヘアカラーで白髪染めを行う場合は、髪や頭皮への影響を考慮して、最低でも2カ月に1度程度に抑えるようにしましょう。
ヘアカラーは他の方法に比べてしっかりと色が入りやすいので、2カ月に1度程度のカラーリングでも十分にきれいな状態を保つことが可能です。
また、ヘアマニキュアで白髪染めを行う場合でも、あまり頻繁に繰り返すのは避けた方が賢明です。
ヘアカラーに比べるとダメージの少ないといわれるヘアマニキュアですが、過度に繰り返せば、かぶれや毛穴の詰まりなどのトラブルの原因となる恐れがあります。
白髪は染まったけれど頭皮にトラブルが起きて脱毛や薄毛、フケなどが起きてしまっては元も子もありません。
白髪染めを行う場合は、適切な頻度を守って実施するようにしましょう。
部分染めを上手く活用しよう
部分染めを上手く活用するのも、髪の健康を守りつつ白髪染めを行うポイントの1つです。
毎回頭髪全体を染めるのではなく、気になる部分だけをピンポイントで染めることで、髪や頭皮へのダメージも抑えられますし、何よりコストも安く済みます。
美容院で白髪染めを行っている人の場合は、本格的なカラーリングは2カ月に1度程度美容院で行い、その間に気になる部分が出てきたら、そこだけを自分で部分染めすると良いでしょう。
今は、何度も繰り返し使えるタイプの白髪染めも販売されていますので、部分染めに使うのにも大変便利です。
20代30代におすすめの市販の白髪染めベスト5
20代30代におすすめの白髪染めをご紹介します。白髪の量や髪の長さ、髪質に合わせて選んでみましょう。
第1位 LPLP ヘアカラートリートメント
引用Amazon
公式サイト ダメージ0のルプルプ白髪用ヘアカラートリートメント
白髪はきちんと染めたいけれど、髪が傷むのは嫌。そんな人たちから絶大な支持を集めているのが「LPLP ヘアカラートリートメント」です。
こちらの製品には植物由来の天然染料が使用されているので、髪にダメージを与えることなく、優しく白髪を染め上げることができます。
また、オリジナル成分のWフコダインが髪と地肌をしっかりバリヤーしてくれるので、染める度に潤いのあるしっとり美しい髪に導くことが可能です。
さらに、ラベンダー油・オレンジ油・ローズマリー油などのエッセンシャルオイルが贅沢に配合されており、使う度に心地よい香りに包まれます。
20代30代で、優しく白髪を染めたい人には、特におすすめの製品です。
※関連記事
ルプルプヘアカラートリートメントで白髪が染まらない6つの原因と早く染まる方法
第2位 プリオール カラーコンディショナー
公式サイト:公式オンラインショップ「ワタシプラス」誕生!【資生堂】
大手化粧品メーカーとしても知られる資生堂から発売されている「プリオール カラーコンディショナー」は、手頃な価格で購入できる白髪染めとして人気を集めています。
白髪染めにあまりお金をかけたくないという20代30代にとっては、とてもありがたい製品です。
もちろん価格だけでなく、成分の内容もしっかりしています。
髪の色素を作る細胞「メラノサイト」の働きを活発にして黒髪を育てる効果が期待できるホップエキスや、髪のうるおいをアップしてくれるわかめ・昆布・ひじきなどの海藻エキスをたっぷり配合!リーズナブルに、しかも安全にカラートリートメントをしたいという人におすすめです。
※関連記事
資生堂プリオールカラーコンディショナー!白髪染めにオススメなの?
第3位 サロンドプロ ザ・クリームヘアカラー
引用Amazon
楽天 サロンドプロ ザ・クリームヘアカラー(白髪用)5 ブラウン
アマゾン サロンドプロ ザ・クリームヘアカラー
テレビCMでもおなじみの「サロンドプロ ザ・クリームヘアカラー」は、楽に・きれいに染めたい!という人から人気を集めている製品です。
ワンプッシュボトルに入っているため、混ぜる手間がなく、使いたい時にサッと気軽に使うことができます。
残った分はそのまま取っておけるのも嬉しいポイントです。
椿オイルやパールエキス、ローズヒップオイルにサンザシエキス、さらには海藻エキスなどが配合されており、きれいに白髪を染め上げてくれるだけでなく、ツヤとうるおいのある髪に仕上げることができます。
白髪染め初心者の人でも安心して使用できる製品です。
第4位 利尻カラーシャンプー・ヘアカラートリートメント
引用Amazon
公式サイト:シリーズ累計1600万本突破!/洗って白髪ケアする利尻カラーシャンプー
引用Amazon
公式サイト サスティ/利尻ヘアカラートリートメント/初回限定1000円OFF
「利尻カラーシャンプー・ヘアカラートリートメント」は、天然利尻昆布から抽出したエキスを使用した、無添加・ノンシリコンのヘアケア用品です。とにかく髪や地肌を傷めたくない!体に優しい成分でカラートリートメントをしたい!という人から、熱い支持を集め続けています。
シャンプー・トリートメント単体でも効果を得ることは可能ですが、2つの製品を併せて使用することで、より高い白髪染め効果を実感することができます。
一気に染め上げるというよりは、毎日の洗髪に使い続けることで、ゆっくりと効果が得られるタイプの製品です。
※関連記事
人気の白髪染めヘアカラートリートメントの比較!ルプルプと利尻どっちがいいの?
【重要】利尻カラーシャンプー白髪染めを使っても良い人とは!購入前にチェック
利尻カラーシャンプーの口コミを解析!美容師おすすめの使い方とは
利尻カラーシャンプーの染まらない評判は本当か!どうやったら早く染まるの?
利尻ヘアカラートリートメントで白髪が染まらない時の対処法
第5位 泡のカラートリートメント キラリ
引用Amazon
Amazon 泡のカラートリートメント キラリ
白髪も黒髪もまとめてケアしたい!そんな人におすすめなのが「泡のカラートリートメント キラリ」です。
こちらの製品は、乾いた髪全体に泡をもみこむだけで白髪も黒髪もケアすることができるので、毎日忙しくてじっくりカラートリートメントをする時間がないという人でも、気軽に使用することができます。
おすすめな点は、毛髪浸透成分「ヘアケアキューブ」が配合されており、髪を傷めず保護しながらカラートリートメントができる点です。
その他にも、蓄積されたダメージを修復するパンテノールや、高い保湿効果を持つカゴメ昆布、皮脂などの保湿に有効な水添ナタネ油アルコールなど、髪と地肌を保護する19種類の栄養成分が配合されています。
※関連記事
人気爆発!泡の白髪染めトリートメント【キラリ】!口コミがいい理由は
白髪が目立ちにくいヘアスタイルとは
20代30代の人で白髪が気になる方は、白髪の目立ちにくいヘアスタイルも参考にしてみてください。
逆に白髪男目立ちやすいヘアスタイルもありますので、こちらも一緒にご紹介しておきます。
白髪の目立ちにくいヘアスタイル
・ショートヘア
ショートヘアは白髪の目立ちにくいヘアスタイルです。
短めの髪型にして少しウェットに見えるスタイリング剤をつけると、より白髪が目立たなくなりますよ。
・前髪を下ろしたヘアスタイル
前髪を下ろしたヘアスタイルは生え際の白髪が目立ちにくいです。
白髪は生え際に多く生える場合がありますので、生え際の白髪を目立たなくしたい方は、前髪を下ろしたヘアスタイルがお勧めです。
・ボブヘアやマッシュルームヘア
ボブヘアやマッシュルームヘアも、前髪や生え際の白髪を隠せるヘアスタイルです。
表面の髪の毛を長くすると内側に生えた白髪を隠すことができます。
逆に表面に段差を入れすぎると白髪を隠せないので、生え際などの白髪の気になる方は表面の髪の毛を少し長めにする方法もオススメです。
白髪が目立ちやすいヘアスタイル
・ロングヘア
ロングヘアは白髪が目立ちやすいヘアスタイルです。
長い髪の毛に白髪が1本あるだけでも気になってしまいますので、白髪が増えきた場合は、「少し髪の毛の長さを短くしたほうがいいですよ」と、美容室でもアドバイスさせていただいています。
・リーゼントヘア
前髪をかき上げたリーゼントヘアも、生え際の白髪が目立つヘアスタイルなのであまりオススメできません。
・ストレートヘア
ストレートヘアとパーマスタイルを比較すると、白髪の目立ちにくい髪型はパーマスタイルです。
ゆるくパーマをかけるだけでも少ない白髪なら目立たなくすることができますよ。
ストレートヘアよりもパーマスタイルの方が、白髪が目立たなくなるということを覚えておきましょう。
白髪の気になる方は白髪の目立ちにくい髪型もありますので、美容院に行った際には美容師にご相談してみて下さい。
まとめ
白髪染めを上手に使って若々しい髪を維持しよう
白髪染めは、正しく使えばとても便利なアイテムです。
また、髪をケアする成分が配合された製品を選べば、ダメージヘアを改善する効果も期待できます。ぜひ、白髪染めを上手に使って、いつまでも若々しい髪を維持しましょう。