円形脱毛症 治療

女性や子供に多い円形脱毛症の原因について病院で聞いてみた!まとめ記事

 

気づいたらいつの間にかできていた10円ハゲ。

これってどうして起こるのでしょうか?

これは円形脱毛症と呼ばれる病気です。

 

脱毛症というと頭皮の問題?と思いがちですが円形脱毛症は違います。

円形脱毛症は主に体内の免疫細胞が原因であると考えられています。

そのため髪の毛や頭皮の病気というよりも、自己免疫疾患の一つとされています。

男性によく起こる年齢とともに薄くなる髪の毛の脱毛症とは違うものだと考えましょう。

 

今回の記事ではこの円形脱毛症がどんな病気なのか、そして何が原因なのか、について紹介します。

 

円形脱毛症ってどんな病気?

円形脱毛症は髪の毛が一部分が急に抜け落ちてしまう病気として知られていますよね。

実は髪の毛だけでなく全身どの部分にでも起こる可能性があるのです。1箇所だけに起こる人もいれば数カ所にできる場合もあります。

そのため、体のどこか一部分の毛が不自然に抜け落ちていたら、円形脱毛症の可能性があることを覚えておきましょう。

 

円形脱毛症は通常の男性が薄毛になったりするのとは違い、体に備わっている免疫機能が関わっています。女性や子供に多い病気といわれていますが、実際は性別年齢関係なくどんな人にも突然起こる可能性があるのです。

女性に多いといわれているのは円形脱毛症に関わらず全体的に女性で自己免疫疾患を起こす人が多いためです。

なぜ女性に自己免疫疾患を起こす人が多いのかはまだよくわかっていないようです。

 

子供にも円形脱毛症が多く起こるのですが、それには円形脱毛症が遺伝の影響が強く関与していると考えられているからのようです。

また、ストレスも主な原因の一つですが、子供には小さなことでも大きな精神的ショックになることがあることもあるため、子供に起こりやすいといわれています。

 

円形脱毛症は自己免疫疾患

みなさんは自己免疫疾患という言葉を聞いたことがありますか?

我々の体には免疫という機能があります。

免疫機能は免疫細胞によって正常に維持されています。

免疫細胞は体の外から侵入してくる菌やウイルスなどを攻撃します。

そのおかげでわれわれは風邪をひいてもすぐ治りますし、大きな病気にかからず毎日を過ごすことができます。

 

この免疫機能になんらかの理由で支障が出てしまうことを自己免疫疾患といいます。

自己免疫疾患とは、本来体を外敵である菌やウイルスから守る機能を持った免疫細胞たちが、体内にある健康で害のない細胞たちにまで攻撃をしてしまう病気なのです。

円形脱毛症は自己免疫疾患で体を守る細胞が間違って毛根を攻撃してしまうことによって一部分の毛が抜け落ちてしまうために起こります。

 

しかし毛根が破壊されるわけではないのでまた髪の毛は生えてきます。

円形脱毛症は一時的に起こることが多いようです。

もし円形脱毛症になった場合は、免疫細胞が毛根以外の細胞を攻撃する可能性もあります。

ただ髪の毛だけ、と軽く考えずに、もし円形脱毛症になったら病院で詳しい検査を受けることをお勧めします。

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円形脱毛症の原因ってなに?

円形脱毛症といえばストレスで起こる、というイメージが強いですよね。

ストレスは円形脱毛症の主な原因の一つとして考えられていますが必ずしもストレスが原因ではないようです。

しかし、円形脱毛症の原因はこれというものがはっきりとあるわけではないようです。

 

これは円形脱毛症に関わらず全ての自己免疫疾患がなぜ起こってしまうのかがまだ詳しく解明されていないからです。

現時点ではなんらかの原因で自己免疫機能のバランスが取れなくなる、としかいえないようです。

円形脱毛症の原因として可能性があるものをリサーチした結果を順に紹介します。

これらは考えられる原因の一つでしかないので、実際円形脱毛症になった方は自己判断をせずに必ず病院でお医者様に診てもらいましょう。

 

遺伝によるもの

円形脱毛症の原因として、もっとも可能性が高いと考えられているのが遺伝です。

円形脱毛症になる人の5人に1人は親族に円形脱毛症になった経験がある人がいるようです。

また、自己免疫疾患、がん、甲状腺疾患、1型糖尿病やリウマチなどの病気を経験したことある人が家族にいる人に円形脱毛症が起こりやすいというデータがあります。

 

過度のストレス

ストレスは万病の元ですよね。

過度のストレスは免疫機能に異常をきたすことがあります。

例えばストレスが原因で全身が痒くなったりすることがありますよね。

それは精神的ストレスによって皮膚内の免疫細胞が過剰に反応してしまっているために起こります。

 

円形脱毛症も同じで過度のストレスによって免疫細胞が暴走して引き起こされることがあるのです。

毎日の持続的なストレス、急に起こった極度のストレス、環境の変化など様々なストレスが円形脱毛症の引き金になるようです。

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菌、ウイルス、病気によるもの

海外の円形脱毛症に関わる研究をされている医師の方の中には菌、ウイルス、病気が原因で円形脱毛症を引き起こすと考えている方もいます。

また、円形脱毛症と同時に別の病気がすでに起こっている場合もあるようです。

 

円形脱毛症と関係のある可能性があるもの

  • エプステイン・バール・ウイルス
  • ヘリコパクター・ピロリ(ピロリ菌)
  • インフルエンザ
  • 梅毒(梅毒トレポネーマ)
  • 白癬(白癬菌)
  • 毛包炎(黄色ブドウ球菌)
  • 甲状腺疾患
  • セリアック病(グルテンに免疫機能が反応してしまう免疫疾患)
  • リウマチ
  • 悪性貧血
  • 白斑

などです。

 

ホルモンバランスの崩れ

ホルモンバランスが崩れることでも円形脱毛症を引き起こすことがあります。

女性ホルモンであるエストロゲンの上昇や減少が原因といわれていますが、男性ホルモンのアンドロゲンが原因である場合もあります。

そのため、思春期(成長期)、妊娠中、閉経後などに円形脱毛症が起こることがあります。

女性は男性に比べてホルモンバランスの大きな変化が人生で何度か訪れます。

このようなことも女性に円形脱毛症が多いとされる理由の一つです。

 

栄養不足

栄養不足のために髪の毛が生える栄養自体が足りない場合にも円形脱毛症が起こることがあります。

ビタミンA、B群、亜鉛、プロテイン不足などによって引き起こされます。

薬の副作用

薬の副作用で円形脱毛症が起こることもあります。

強い処方箋薬などは体に様々な副作用をもたらすことがあるので薬も原因と考えられているようです。

 
※円形脱毛症の原因と治療法!日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年度版を解説した記事です。

円形脱毛症の原因と推奨される治療法!日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年度版を解説

円形脱毛症の種類

円形脱毛症の種類は、大まかに5つに分けることができます。

 

・単発型円形脱毛症

単発型円形脱毛症は円形脱毛症の症状の中で最も割合の多い症状です。比較的軽度の円形脱毛症で、治る確率も高いです。

私も単発型円形脱毛症は何回も経験していますが、半年程度でほとんど完治しました。

ただし症状が悪化する場合もありますので、円形脱毛症を発見したときは、そのままにせず早めに病院で診断を受けましょう。

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・多発型円形脱毛症

多発型円形脱毛症とは円形脱毛症が頭皮に2つ3つ発生している状態のことをいいます。

単発型円形脱毛症よりは症状が重く、改善にも時間がかかると言われています。

円形脱毛症を発見したときには他の場所にも発症している場合があります。注意深く頭皮をチェックしましょう。

私も円形脱毛症が頭皮に2つ発生している状態を経験していますが、こちらも適切な処理により完治することができました。早めの対処がとても大切です。

 

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・蛇行型円形脱毛症

蛇行型円形脱毛症は、生え際に沿って髪の毛が帯状に抜けてしまう症状のことをいいます。

円形にできる脱毛症と比較すると症状も重度で、すぐには完治しないと言われています。

発症の仕方は、単発型円形脱毛症から多発性円形脱毛症となり、さらに広がり蛇行型円形脱毛症と症状が進行して行きます。

広範囲に広がる円形脱毛症を蛇行型円形脱毛症と呼びます。

 

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・全頭型円形脱毛症

頭部全体の広がる脱毛症を全頭型円形脱毛症といいます。

 

・はんぱつ型円形脱毛症

頭髪だけではなく、まつげや眉毛などを含む体全身の毛が抜け落ちる症状です。

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女性特有の脱毛症の種類

一部の髪の毛が円形に脱毛することを円形脱毛症と言いますが、円形脱毛症以外にも女性に多い脱毛症があります。

 

1 牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、髪の毛を結んだり編み込みをしていることで毛根に負担がかかり、その部分が脱毛症となる症状です。

毛根は髪の毛が引っ張られることでダメージを受け、正常に発毛しなくなる恐れがあります。

牽引性脱毛症を防ぐには髪の毛をあまり強く引っ張らないことです。

毎日ポニーテールをしている方や、お仕事でアップスタイルにしている方、ヘアアレンジを続けてしている方は注意しましょう。

 

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2 びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は女性特有の脱毛症の症状で、部分的にではなく毛髪全体が薄くなる症状です。

男性型脱毛症をAGAと呼ぶのに対して女性型脱毛症をびまん性脱毛症といい、(FAGA)とも呼ばれています。

びまん性脱毛症の原因は加齢や頭皮の乾燥、血行不良やストレスなど、日常生活全般に関係しています。

びまん性脱毛症の症状は改善しやすいので、専門の医師に相談するなどして不安を取り除いていきましょう。

 

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3 産後脱毛症

産後脱毛症とは、出産後約2ヶ月ぐらいから起こる脱毛の症状のことです。

脱毛症の期間は半年から1年と言われていて、女性ホルモンのバランスの乱れや子育てによるストレスが原因です。

頭皮を健康にできる頭皮用シャンプーや産後の脱毛に効く育毛剤、身体に足りない栄養素を補うことができる育毛サプリメントなどで対処できますので、産後脱毛症に適した方法で対策していきましょう。

産後脱毛症は予防できる脱毛の症状です。

 

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子供に多い脱毛症の原因

 

・ストレス
子供の円形脱毛症の原因にはストレスが大きく関係しているといわれています。

ただし全ての円形脱毛症の原因がストレスではありませんので、子供の円形脱毛症を発見したからといって、子供が大きなストレスを抱えていると決めてつけることはやめましょう。

学校や友達などの悩みを抱えている場合もあります。

子供の円形脱毛症を発見したときは、お子さんと向き合い、色々と会話をしてみることも大切です。

 

・抜毛症
抜毛症とは(抜毛癖)や(トリコチロマニア)とも呼ばれていて、自分で髪の毛を抜いてしまう症状のことです。

子供には自覚症状がなく、本を読んでいる時や寝ている時など、無意識のうちに髪を抜いてしまいます。

抜毛症の原因もストレスや遺伝などと言われていますが、現在のところまだ特定には至っていません。

普段よりも子供の髪の毛が少なくなっている場合は、抜毛症が原因の場合もあります。

 

※一般的には子供の円形脱毛症はストレスが原因と言われていますが、実際には原因がまだ特定されていません。子供の円形脱毛症を発見したときは、そのままにせず、なるべく早く専門医を受診させてあげましょう。

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円形脱毛症の治療相談は専門病院へ

全国の主要都市には有名な髪の専門のクリニックが有りますので、気軽に円形脱毛症の治療相談ができます。そのままにしておくと症状が悪化する場合もありますのでなるべく早く専門医にご相談下さい。

 

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※ヘアメディカル

円形脱毛症外来のある髪の毛の総合クリニックです。クリニックは東京、大阪、名古屋、福岡にございます。


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まとめ

今回は円形脱毛症について詳しくお話ししました。

円形脱毛症は体の免疫機能のバランスが異常をきたしたときに起こる自己免疫疾患の一つです。

本来体を守るはずの免疫細胞が間違えて一部の毛根を攻撃してしまうのです。

自己免疫疾患自体が未だなぜ起こるのか原因がわかっていないので様々な原因が考えられるようです。

年齢や性別など関係なく健康な人にもある日突然起こるので少しびっくりしてしまいますよね。

 

また、症状が出る箇所も人によって違うので一概にはいえません。

遺伝、ストレス、菌、ウイルス、病気、ホルモンバランス、薬の副作用、栄養不足などたくさんの原因が円形脱毛症には考えられます。

見た目に影響するので深刻な症状ではありますが、再度髪の毛が生えてくる可能性はかなり高いので不安に思わなくて大丈夫です。

不安に思っているとストレスが増えてさらに事態を悪化させてしまうかもしれません。

まずは円形脱毛症になったら病院へ行って検査をしてもらいましょう。

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一条 隼人
40歳を過ぎたベテラン美容師「一条 隼人 」です。お客様の髪の毛を守るために抜け毛や薄毛、白髪対策や頭皮トラブル改善の研究に没頭中です。 女性の薄毛や男性のAGAのことなら何でもお任せ下さい。全国にいる仲間からの情報で全て解決いたしますよ 。 趣味:仕事が趣味です。カットが得意です。 好きな食べ物:サラダとビール 座右の銘:疲れた時は早く寝る 血液型:A型
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